あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  須田洋二さん




痲痺のため侵されて相似し顔が幾つも並ぶ中のわが顔




二千余のみ骨納めてなほあまるこの堂に骨満たば国の癩絶へむ




病み重りし命自ら断ちし父よわれは眼を病みぬ身は痲痺しゆくに




家を守ることのみに生きて義父の前にわれを疎みし母みまかりぬ




釦一つ紙にすくひて拾ひたり握力あらぬ指がかなしく




唇音が言へなくなりて性のごと寡黙となりぬ常に寂しく




おのれ飲むミルク熱しとも分らねば虫より劣るわれにかもあらむ




癩ゆゑに疎まれ生きし父のごと家に入るを許されむ位牌とならば




僅かなる煎餅買ひ来て灯をともす一人の室のわが誕生日




病み重りかくされ誰も死にゆきし白き衝立われに立てられぬ


須田洋二さんの略歴
大正7年生まれ。昭和9年長島愛生園入園。「国民文学」所属。昭和33年没。『青滋』(昭和26年)『あらくさ』(昭和30年『陸の中の島』(1956年)『あかつち』(昭和31年)『風光』(昭和43年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)



2030年 農業の旅→ranking



このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム