あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  島田等(しまだひとし)さん


八月

「原爆もだが・・・」

と詩人は作家に答えていた

八月を切り剥がした話のすすめ方に

彼はたしかに同意を拒んでいた

詩人は韓国人であり、作家は日本人であった


病みつづけて

汗の出なくなった体には

八月はつらい月だ

エアコンのなかった頃は

盥に水をはって

日に何度となく浴びていた仲間がいたが

豊かな日本には

盥も行水もなくなって

八月が夏であることを忘れそうだ


エアコンの効いた部屋のテレビでは

他国の詩人の反問にも出会わないと

切り剥がされた八月はつくろいようもない









百人のヨブ

ヨブもこんなに多いと

いたって迫力を欠く


神様に喰ってかかる前に

カラオケをうたう

 ままになるなら、
 いまいちど・・・


宮島俊夫は自分の小説集に

『新ヨブ記』と題したが

出版社は採らなかったそうで

新しいヨブは陽の目を見なかった

ヨブに新しいも、旧いもないのだろう


イスラエルとちがって

空気は湿っているし

人間は愚痴っぽい


神様のなさることは

論証を必要としないから

陽の目を見なかったヨブたちは

今日もさそいあってうたいつづける


 ”わがうたごえの消えゆけば
うたひつかれて死にしもの” ※

(※室生犀星『みやこへ』より)











永遠のいのちなんてしんどい

西方十万億土は遠すぎる


このままでいいというわけではないのに

うまれかわっても

生きてみたいような人生が

年とともに失くなる


<秘すれば花なり>


最後まで、私に

姿を見せようとしないものはなにか



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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