あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  島田等(しまだひとし)さん



無花果


”ハルメ

駄目じゃないか

他所よそ無花果いちじくを 黙って採っちゃ”


”無花果くらい なんじゃ

日本は朝鮮を盗ったじゃないか”











九月十日
━━妹死す

日を越えて

仲秋の月は西空にあった


どんなよい処を見付けて

おまえは先に逝くのか


波音の消えた海に

すず虫の音がひびく


おまえだけがふるさとだった

涙ぐむたびにおまえの姿は遠ざかる


花となって帰るなかれ









『諸国の天女』


おまえは一度だって自分を天女だと思ったことはなかったろう

そんな人々こそ天女だとうたったのは

永瀬清子だった


永瀬清子が『諸国の天女』を書いたとき

世はまっしぐらに戦争に進んでいた

天女たちは従順で、よく働いたが

ちょっぴり本音をかくした


井戸水が水道になり

盥が洗濯機になっても

天女たちに 苦労と心配は絶えない

おまえは 天女にしては愚痴をこぼさなかったが

ときどき すまないといった


国々には 秋がたち戻り

高くなった空に 羽衣のような雲が流れる

次の代の天女をそだて

この世の絆を離れていく彼女たちを

天は待っている


(※永瀬清子『諸国の天女』1940年刊)




2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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