あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  島田等(しまだひとし)さん



花の耳

万葉の萩は

初鴨の渡るのをきいて咲い



渡りのときと

花のときとが

ひとつである耳は

花でなければならない


万葉の昔から

花であることを遠ざけて

どれだけ人は生きようとしてきたことか

美学は変わらなければならない


遠ざけることで失われるものは

花ではないから

遠ざけても遠ざけきれないものを

耳は花にしてきた


(※『万葉集』巻十・二二七六)









虫の音も


生れる前から

夜は長かった

ニセ物のハピーエンドを横行させるから

それに背を向けたりするが

この世では 絶望より

明るく生きる方がむつかしい


九つの幸いを得た耳にも

夜は長かった

虫の音に寝つかれない夜がつづくと

己が幸いを数えたりした


月のない夜も

虫の音は止まない

もう秋も深いのだ


 虫の音も草の底なる夜長かな 九


(※九幸は杉田玄白の号)








紅葉


バスの中で

どこのどの樹の紅葉が美しいといったのはやはり女だった

男は合槌をうつだけだ


美しいものがきわまるとき

狼狽うろたえるのは男の方だ

女にはかりそめということがない


闇であり

鬼でもあるのは

「紅葉狩」の女たちにかぎるまい

八十種もあるという赤い色の中から

ゆめゆめ一つを撰んではならぬ


散る前の華やぎは

ついの願望

いまも紅葉にこりない人に

鬼は舞う



(島田等さんの詩は意味を理解するのが難しい・・・)




2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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