あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  森 春樹さん



朝顔の花


すべては夜 準備されていた


見よこの

忍従の堆積。


せつなの生命のかぎり

ひらいている

朝顔の花。

ただ一途に。


音もなく

呼吸づき

光りをうけ

天にふるえている。

朱の衣。紫の衣。青の衣。


花は

光の滝をうけ

悔恨のかげなく

天に向って

祈っている。

(1952・11・20)









我が影

腹が立たぬ、と

言えば信じられないのだ。

悲しくない、と

言えば嘘になる。

人様の為に、と

言えば誇張になる。

どうにかなる、と

言えば不甲斐ない。

もうこんな世の中が嫌になった、と

言えばなさけない。

ああ 人の住まぬ原始の土地へ、と

言えばひねくれている。

だから

今日も島で静かに

炎をたき、

背負いきれぬ

もろもろの重荷を負い

カマキリのような忍耐で

道傍に立ってみる。










夏の日


底深い青い天に水が涸れ

地上からは火の粉を噴きあげる日

坂道を

女が洋傘さして

あえぎながら

上っていった。


坂の上から見ると

海にガラスの花が散っていた。


三日の生命の蝉は

ますます殺意を感じながら啼いていた。



2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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