あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  小泉雅二さん



注射


固い光の先が

皮肉を突きぬけて

いやに にごった血を吸いこむ瞬時

ぼくは顔をしかめる


   けれど それは

   今日から明日への危うげな期待と

   苦悩の集積


重く押し入る薬液の

息詰まるほどのながさは

線香花火の

もえつきた後に残された

眸穴の幻映


ぼくは

唇に意味の無い笑いをひろげる









異常な温室


花という花は咲くのに

ここには

胡蝶が来なかった


今年も

りゅうぜつ蘭は

黒い花を咲かせた



だれも見向きはしない


つぼみは

ひらかぬさきに枯れてゆき

花びらは

みのらぬさきに

散ってしまったりする


けれど

他目には

さほど異常な温室だとは

想わないらしい

━━ぼくが狂人なのだろうか━━


   胡蝶を待つ身体に

   とげがはえそうだ


外は

季節の風が吹いているのに・・・




2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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