あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  高崎あつしさん



枕辺に右と左の足袋分けて安眠しゐたる盲の友は




静脈に射すプロミンの冷感が五体に沁みて浄まる如し




心なく嘘も交へてはげましき心ひがめる盲ひし妻を




童等の爪切り奉仕に不自由者の人等並べり菊かをる廊下に




手術終りわれに松葉杖かしくるる看護婦マスクの中に微笑める




義弟に嫁が決れば預けある子供は何処にそだててもらはむ




病ゆえに一生を島に果てなむか目覚むれば今朝を海鳴りの音




島にきて働く人夫はそれぞれに幾人の生を支へておらむ




手作りの位牌に向ひ読経する声折折につまりきたれる




野に出て病み古る五体を草に伏す青き空気に自浄す思ひ



高崎あつしさんの略歴
明治40年8月1日三重県生まれ。昭和13年9月2日邑久光明園に入園。真宗導師を務める。中部短歌所属。平成7年7月20日没。『光明苑』(昭和28年)『海中石』(昭和31年)


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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