あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  伯々上霞人さん



人々は囲碁に将棋に秋の夜を更しいませど盲ひ我れ寝む




人の死を告げて廻れば院の夜はただ
蟋蟀こおろぎの声すみてゐき




麻痺しるき手のもとなさよ飯運ぶ箸よく落す冬となりたり




吾が生れし家の貧しさ思う時足らはざるなき院の明け暮れ




いとはるる身を憚らず胸張りて小島の磯の砂原を行く




吐詩朗は欠詠がちとなりにけり病に負けて居るにかあらむ




大楓子の丸薬はまたやはらかく戻りてくさきこの残暑かな




車中にて注射を受けしかの時の塩沼医師はやさしかりけり




病みてきく雨の親しき日なりけり梅の蕾のふくらみしとか




秋も早やふかみたるらし麻痺しるき手の硬ばりを感じそめたり




正子忌に小島の春はたけにつつ咲き呆けたる磯のたんぽぽ


伯々上霞人(葭人)さんの略歴
明治24年4月14日大阪府生まれ。光明園入園。昭和35年4月2日没。楓短歌会『光明苑』(昭和28年)『陸の中の島』(1956年)


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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