あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  沢野千鶴男さん



たらちねの母に便りも書けず居り眼を病みて吾幾月を経し




眼を病みて初めて握る杖なれば心に沿はぬ悲しみのあり




いとほしき吾子と離りて癩院に病み呆けゆく生命いたはる




沢野千鶴男さんの略歴
邑久光明園に在籍。沢野千鶴男はペンネームと見られ、詳細は不明である。1954年刊行の『光の杖』には故人とある。
 

「光の杖」の詩人たちに、日々癒されている。沢野千鶴男さんの「野菊」は特にすばらしい。もう一度野菊を!

野菊

小島の磯の岩陰に何時の頃からか

私の知らないずっとずっと前から

めぐり来る秋を力一ぱいに讃えて

咲き香っている野菊よ

お前は瞑想する詩人だよ

人にも知られず蜜蜂の訪れすらなく

儚い風の便りに希望を繋いで

やるせない孤独の寂しさを

おおその

薄紫の花片に湛えて

澄み切った青空に推哲し

秋と云う自然にぴったりと溶けあって

ああ

清楚で巧まない野菊の情勢が

私の胸底にだんだんと

つたわっている

うずいている


2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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