あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  大塔寺睦生さん



埋火


夜ふけ
 
さむさむと

誰も恋うでもなく

誰も慕うでもなく

病いを愛する孤独のぬくもりを

凝っと抱きしむ


しらじらと凍りつく壁

ばらばらと庇を打つ霰

訳もなく

妖しく燃えいぶる心


ぷつぷつと破れゆく畳

ひしめく群衆の雄叫びも

遠く去って

限りなく背負う十字架の

嗚咽を聴く

今宵。


さむざむと更ける夜に

誰を恋うでもなく

誰を慕うでもなく

病いを愛するゆえに

孤独のぬくもりを凝っと抱きしむ



大塔寺睦生さんの略歴
1912年5月21日奈良県の生まれ。1932年3月26日外島保養院入院。2001年11月4日死去。


素敵な詩だと思う。大塔寺さんは89才まで生きられている。他にも詩をたくさん書かれたと思うが3篇しか掲載されていない。


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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