あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  蜷川ひさしさん



焚火


真白に

霜の降りた道

人々の体温に

ほほえみをあたえながら


あお天を指さして

女神の様に立っている

炎の精










パレット


視力の失った掌に

パレットをひらくと

干からびた絵具の中から

明るい夢が湧いてくる


グリーンから生まれた蝶が

水車のしぶきに驚いて

タンポポの葉裏にかくれると

妹のリボンが馳けてくる


レッドから流れた夕雲が

白帆の風にはこばれて

裏庭の物干にひっかかると

母のエプロンがゆれている


イエロウから落ちた木の葉が

マッチの軸にひろわれて

机の上に廻っていると

先生のスリッパが怒っている


闇の世界が息苦しくなって

箸をもつことが嫌になると

古いパレットを開いて

明日への夢をえがいてみる



蜷川ひさしさんの略歴
1925年大阪府生まれ。1941年邑久光明園入所。1970年死去。



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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