あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  橋本正樹さん



日附け


一坪の

花園の芝生を

蹴上げるように

山茶花の花びらが

こぼれ散っていたのは

昨日の夕暮であった


入水━━

そんな事件が

私達の園内をさわがしたのも

遠いことではない

一日違いの

昨日の出来ごとであった


それから

まだ何かがある

しん夜は


餅搗もちつく きね音で





賑わった








私は明るい樹のもとで


私は明るい樹の下で

お寺の屋根を

教会堂の十字架を

漁師町の屋根屋根を

見ながら

風に頬を
なげうたせ

ふるさとを想った


ゆうべは

潮騒の音に布団の重さを感じた


風は

私の頬を擲ってオリーヴの実が揺れる


わたしは

癩者がうたうとおい

古里の歌を

じっときいて

たっている



橋本正樹さんの略歴
1912年10月28日石川県に生まれる。1929年5月5日、外島保養院に入院。詩と俳句に没頭した。俳句は橋本秋暁子と号し、戦後の俳句会の中心的存在だった。詩作は1941年頃から始めている。1955年春に片足を切断。1986年1月27日死去。没後、夫人藤本トシの文学碑の近くに「秋暁子亭」と名づけた東屋を遺金で建立。



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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