あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  藤本トシさん



闘病


お正月の餅 白い餅

幾年かのあいだ

私には羨望の的であった餅

母の涙であり

父の太息であった餅

あの頃は私にとって

毒の象徴であった

眼を伏せて耐えている

病む子の姿に父も母も

とうとう死ぬまで

口にし得なかった

白い餅

私は今それを

父 母の霊前に

供えようとしている

・・・・・・・・・・・・・・・

治ると信じ

治そうと努力して

親も子も

ひたすらであったものを

歪んでしまった手で

探りながら器に盛る

白い餅 正月の餅









冬ばら


来る日もくる日も

ぽつねんと見つめていた

灰色━━

今日もやっぱり

涸渇のなかを

覗いていたら

さっと

みどりの色彩が

流れた

それから白と

少しばかりの黄と・・・

瞬間 もらった

たった一本の花が

執拗な寂漠を

ちぎって

盲眼の底に

匂った



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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