あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  大仏正人さん



電灯をひくくたらして書見するかたへに妻は針運びをり




いまははや術はなかりき臨終の一つ一つの呼吸見守る




(山梨県にて子息の癩を悲しみ一家九人心中あり)
宿命を逃るるすべもついになしと暗く消えゆく一家心中




久しくも離りて住めば家族らのアルバムに知るもの一人となりぬ




古里の寺に戻りて内陣に世に亡き父と列なりし夢
(内陣とは神社や寺で、神体や本尊を安置してある本殿のこと)




幼き日机並べて学びしに彼は高僧なり吾は病むなる




わが足の義足となるを告げずして父逝かしめぬ「これで善かった」




聴聞の座に列なりて聞きゐつつ健かに僧にありし日思ふ




うっとりと我を忘れて見てゐたり夕顔の蕾開くたまゆら



大仏正人さんの略歴
1894年11月12日福井県に生まれる。旧制中学を卒業後、僧籍に入る。1919年2月24日、外島保養院に入院。入院後は自治会役員のほか、浄土真宗法話会の導師、園内の学園教師としても活動。1934年の風水害(室戸台風)後は栗生楽泉園に委託患者として移る。詩と短歌を多くつくった。1969年12月21日死去。


「田中長一君の急逝を悼む」という詩が心に残った。 


2030年 農業の旅→ranking


このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム