あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  中村七鶯さん


夕虹

一しきり夕立が降ったあと

暮れいく空には夢の様な虹が残っている

いまあなたは眼球の痛みにきっと

耐えかねているであろうか

あなたを囲む人々の口からは

どんな慰さめの言葉や祈り
があっても

いまのあなたには

その痛みはどうすることも出来ないかも知れない

暗いくらいかなしみのどん底の世界

黒一色にぬりつぶされた色彩のない世界

そこでなんの術もなく

しんぎんしているかも知れないが

そこからまたあたらしいあなたの道を

きり開いていかねば

私は一人しずかにここからはげましている

そんな祈りのうちに

夕虹はもう私の眼前で美しく

淡く消えそうになりながら

なおも七色に最後の名残をとゞめている








垣根の向うから


闇夜に垣根の向うから匂ってくるのは

薔薇の花だった


その香の色あいはうつくしいのだ

闇の中を透していつか

甘酸っぱく人間の匂いのように思われる


私はその匂いに眩惑されて

美しい青春の去っていくのをつよく意識した




2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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