あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  中村七鶯さん



瞼の郷土


とおり魔のように霰が

駆けて行ったし

雪に雪降る音が

夜もすがら聞えていたようでもある

下駄で踏む雪がキクキクキクキクなる

何時までも踏みしめていると

雪女郎に驚いたことや

吠える吹雪の中を

学校へ通った日の想い出が

それからそれへと浮んでくる

何時までも追憶の糸をたぐっていると

今迄しのんできたこころは

おとを立てて崩れそうになる

永久に帰れることもない

故郷へあこがれを抱いて

何時までも雪を踏みしめていよう








夢淡き日


気違いのように

一日降りしきった雪が

一日のうちに

溶けてしまった


それは

この別世界に

送られることになった時

凡ての夢が

消え去った時のように━━










放心したとき


郭公

カッコウ
よ俺を呼んでくれるな

俺は起きたくはないのだ

なんにも見えない俺だから

何時迄もこうして寝ていたいのだ

カナリヤよ俺を慰めるために

お前は歌を唄っているのか

俺は聞きたくもない

そして唱いたくもないのだ

ただ静かに

何時迄もこうして座っていたいのだ

俺の側に来て座して居る
フクロウ

お前と話をすることは真平御免だ

だから俺は知らないふりをする

俺はその人の声色から

さがを知ることさえも出来るのに

人生の断崖を見つめて

放心した時の俺自身のことだけは

なんにもわからなくなるのだ

だから何時迄もこうして座って

居たいのだ

このまま静かに寝ていたいのだ

誰れも訪れない静かな処で

たった一人でもう何んにも

考えたくないのだ



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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