あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  志樹逸馬さん



痴呆のごとく


こんなに

青い空の光りを食べているのに

どうして

私の肉体は

日日 朽木の如く 病み崩れてゆくのか


こんなに

菊の花の冷たい香りを 胸一杯吸いながら

どうして

手足はしびれを増し

うっ血に呆け

私は 石の如くうずくまろうとするのか








苦しみを踏み台として


苦しみを踏み台として

生きているもう一人の私がいる


病のため手足の力を失って

はれ ただれ

紫に変色した肉体をかかえて

重たい頭に

呆ける思念にいらだちながらも


はるかに宿命の暗雲のかなた

青空に愛をはばたかせてる

つばさがある


芋虫にも似たかの

ころころとのたうつ

ふがいない生営ではありながらも

天地を映すガラスでない瞳の深さ

ああ

この癩の苦しみをむさぼらなければ

生きないもう一人の私よ


妻の

梅の花の香りにも似て

明るく澄んだほほえみも

黒い土から延びてくる

みどりの清らかさ








曲った手で


曲った手で 水をすくう

こぼれても こぼれても

みたされる水の

はげしさに

いつも なみなみと

生命の水は手の中にある

指は曲っていても

天をさすには少しの不自由も感じない



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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