あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

大島青松園  塔和子さん


口紅のやや濃ゆ過ぎしと思ひつつときの間浮かぶ君の眼差し




でんでん虫が角長く出し憚るなき姿態を晒す八ツ手葉の上




四畳半に机を二つ並べ居り互ひに甘き夢を持ちつつ




陽盛りを車曳き居て噴く汗に吾が肉体の清きを信ずる




吾が留守の今宵を独り寝る
にシーツま白き蒲団のべおく

(塔和子さんの方が有名ですが、夫の赤沢正美さんも特に記憶にとどまっている歌人です)




美容師にカットされたる我の髪やや艶めきて床に散らばる




侵されて畸形に見ゆる鼻の先我の化粧は何の為にする




癩病みて島に来ているだけのこと縹渺として初夏の空澄む



以上で塔和子さんのご紹介を終わります。ハンセン病文学全集に載っている3分の2ほどを紹介させて頂きました。残りは、自分には理解できなかった箇所があり、割愛しました。塔和子さんの短歌はあまり掲載されておらず、大部分は詩です。

塔和子さんの詩は現代的と思いますが、技巧的な側面も目立つような気がします。代表的な詩はどれですかと聞かれると、すぐにこれだと言える詩が思い浮かばない。

自分にとっては、多くの癩詩人のうちの一人です。


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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