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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

菊池恵楓園  量 雨江さん



奥球磨は妻のふるさと鮎甘味し




蓑虫の袋も梅も未だ固し




妻 畑野むめの歌集出づ
秋灯下五十路の妻の歌集うすし
(注)畑野むめさんは療養所で出会った妻




わが顔を知る人稀や墓掃除




老妻の肩にインコや冬籠




豆を撒くわがだみごえを妻笑ふ




妻の名もわが名も偽名賀状書く




妻の眼の未だ不知火捉へ得ず




咳すれば胸板痛し夜半の春




咳もやや下火となりて春眠す



量 雨江さんの略歴
菊池恵楓園 北九州の工業地帯で働き、「石楠花」系の句会に所属し俳句を学ぶ。昭和15年、九州療養所(現・菊池恵楓園)に入所。入所後すぐ俳句会に入会。翌16年、3人の愛児を恵楓園付属の保育所に預けるが面会ままならず、昭和18年保育所が熊本の立田山麓に移転。戦後ハンセン病の治癒が可能となり、保育所の子どもや父母との面会の機会が与えられる。妻子に対する愛情を句に詠い、小鳥の世話や菊作りを喜びとした彼の絶句は「咳もやや下火となりて春眠す」。


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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