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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

野中広務さんに反論

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元自民党幹事長の野中広務さんは、鳩山政権が新年度予算案の土地改良事業費を約2千億円に半減させたことに、「土地改良に何の恨みがあるのか」と怒りをぶつけた。
(朝日新聞3月12日)

ボクは逆に、野中広務さんに反論したい。土地改良に何のメリットがあるのかと。

土地改良とは圃場整備のことだと思う。

(1)圃場整備は農家の負担も伴う。

(2)圃場整備しても、田んぼの資産価値はそれほど上がらない。

(3)日本の風土に適した田んぼの広さや、その地域特有の田んぼ風景を壊してまで、田んぼを広くする価値がどこにあるのだろうか。大型機械の導入に便利だとか、大規模経営に適するなど、田んぼを経済的尺度でしか見ていない。圃場整備は明らかに、田舎の田んぼ風景を壊してしまったと思う。

(4)古の人たちが丹精こめて作り上げてきた土や、守り続けてきた風景を、なぜ近世の一時期だけの「経済的理由」で、改良しなければならないのか。

(5)圃場整備のために「客土」したり、大型重機を田んぼに入れて土を踏み固めることは、それまで育んできた土を台無しにしてしまう。

(6)圃場整備と並行するように減反政策も始まった。これによってますます、圃場整備された田んぼ以外は休耕田にすることが加速された。

(7)圃場整備された大区画の田んぼより、小さな曲がりくねった田んぼがたくさんある方が見ていて楽しい。大区画の田んぼなど何の面白みもない。

(8)圃場整備によって子供の頃から慣れ親しんできた田んぼがなくなり、田んぼの大きさや場所が変わると、、ある種の喪失感に襲われる。

 価値観が全然異なるのだろう。



畑作物のカドミウム

米以外の穀類や野菜などの畑作物については規制がない。

旧鉱山や精錬工場近くの畑などで局地的に検出されたとみられる。

鉱石の精錬過程で出た排水や降灰が土壌汚染の原因と指摘され、高濃度に含む食品を長期間食べ続けると腎臓の障害を起こし、イタイイタイ病の原因となる。

環境土壌学の浅見輝男・茨城大名誉教授によると、汚染原因はカドミウムを排水や大気中に出す鉱山や精錬工場が代表的だが、カドミウムを含有するリン鉱石を使った肥料も考えられ、土壌汚染は人為的な側面が強いという。
(以上朝日新聞3月5日)

 

降雪被害

9日~11日にかけての中国地方の降雪被害は2億円を超えた。島根県ではパイプハウスの全壊・半壊が1.34ヘクタール。岡山県ではブドウ棚の倒壊が11.98ヘクタールもあったようだ。

ハウスは大型台風による被害もあるが、降雪による被害もある。投下資本が大きいのにリスクも大きい。

当地周辺でも過去にハウスの倒壊というのをしばしば目にしてきた。こういうリスクを抱えるのは第一次産業だけだと思う。

こういう現実を見聞きするにつけ、ハウスがなくてよかったと思う。
(1)ハウスは投下資本の割には、見返りの収入が少ないように思う。
(2)農閑期が少なくなる。
(3)風景を壊す作用も大きい


大型農具をもっていないから、農具事故の心配は少ない。

ハウスがないから、台風や大雪の心配は少ない。


2030年 農業の旅→ranking 



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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