FC2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  井上敏雄さん



病床の友の枕べに置かれたる金魚が二匹たわむれており




朝なあさな我が水やりし朝顔が今日はようやく芽を出しおりぬ




学校に始めて作りしスベリ台幼子等列をなしにこにことせり




看護婦が生けてくれたよとスイトピーのにおいかぎおりベッドの友は




幼子の本読む声が五月雨の合間合間に聞えくるなり




癩我の日々うすれ行く眉毛をば鏡を出してしばし見ており




映画にて方言が出て来るごとになつかしく思うわがふるさとを




古びたる蚊張を出し来て干さんとす去年の事を友と話しつつ




ゆげ立てるミルクなれどもコップ持つ手に知覚なき我のかなしき




病む父(寮父)も共に配給のミルク飲む今日の野球の事を話しつつ




看護婦も今日作られしスベリ台を童と共にはしゃぎすべれるが見ゆ



『愛生』1952年8月20日

高校生 井上敏雄さんの略歴
1935年5月10日、兵庫県に生まれる。1948年校医により病気が判明し、1949年4月14日長島愛生園に入所した。


2030年 農業の旅→ranking


このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ