FC2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

集落支援の人材育成(中山間過疎化に対応)

 岡山県は2010年度に中山間地域協働支援センターを設置し、民間から募った県独自の集落アドバイザーを育成する。センターが仲介機能を担い、アドバイザーが助言や企画の手伝いなど、過疎・高齢化に直面する地域の主体的な運営を支援する。
 県は08年度から3ヵ年事業で毎年10億円をかけ、基盤整備も含めた中山間地域の振興に力を入れている。(農業新聞3月3日)


山村の集落が寂れていく原因は
(1)50年ほど前までは自給自足的な生活ができていたのに、現在は自給できるものがほとんどない。
(2)働く場所がない。
(3)家庭菜園で作ると、買うより3倍ほど高くつく。
(4)物価は都会より田舎の方が高い。田舎になればなるほど買い物は高くつく。
(5)ライフラインの上水道代、下水道代は、都会より田舎の方が全般に高いのではなかろうか。


田舎のインフラ整備とよく言われるが、インフラ整備されればされるほど、ライフラインの固定的支出(特に下水道代)が大幅アップするので、ますます田舎に住みづらくなる。


基盤整備というハコモノは、多くは道路に費やされてきた。それは過疎の山村のためではなく、土木建設業のための事業だった。


社会のあり方が変わらない限り、限界集落は増え続ける。集落アドバイザーなど意味がない。



生物多様性会議

 今年10月に名古屋市で開かれる国連の生物多様性会議の名誉大使に、日本人の人気歌手MISIA(ミーシャ)さんが任命された。国連本部が1日発表した。
 会議は生物多様性条約の締結国が94年から開いてきた。名古屋会議は10回目。乱獲や伐採、温暖化により絶滅の恐れがある動植物の保護策を話し合う。(朝日新聞3月3日)



第一産業である農業、林業、水産業に従事する人口が激減している。生物多様性など、サラリーマンをしていたら身に迫ってこないのではなかろうか。

もう少し、第一次産業に従事する人を増やす必要がある。

なのに日本の農業はそれに逆行している。認定農業者、担い手農家、農業法人、集落営農(特定の人に集積する、もしくは特定の人や法人に委託する)という形で、ますます農業者の絞り込みや選別を進めて補助金を集中させようとしている。稲作だけがちょっと違うようだ。

集中ではなく分散、小規模化していかないと、生物多様性にも逆行する。

工業や商業の路線(大規模化)とは逆の方向に進むことが第一次産業を守ることにつながる。農業は資本主義とは水と油であり、資本主義の逆を進むことが繁栄につながる。



同一の個人でも、一人の時にする判断と、組織(集団)の中で判断をする時とでは、違った判断を迫られると思う。

個人だったら安全性を優先させることがあっても、組織(集団)でするなら、組織の論理である経済性や効率を優先せざるをえない。



では、逆に進むことが実際問題として可能だろうか。1人につき年間80万円ほどのベーシック・インカム(基礎年金収入)があれば可能。

ニワトリ30羽・・・ゲージからの解放。土の上に戻す 
少量多品種・・・生物多様性と景観効果
専門作物をもたない・・・それしかなければ農薬が必須
面積が3~4反ほど・・・小さければ農業は癒し
ハウスがない・・・台風や病害虫のリスク軽減

ベーシック・インカムは自殺や生活保護の回避になるし、自給自足的農業が可能になり、価値観の多様化が生じる。過疎問題は解消に向かい、雇用問題も個人の選択肢の問題となる。

高齢者の年金を少しは、若い人にまわすべきだ。


2030年 農業の旅→ranking 

 

 

 




このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ