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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

農村観光

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冷えこんだ日の朝は太陽が銀色に輝く。何か、後光が射しているように見える。時刻は8時50分。農業者としてはこんな時刻に田んぼに出てくるのは失格だが、冬の朝は土や野菜が凍っていて、溶けないと仕事にならない。

午前中は、山仕事の後片付けの続きで雑木を焼いた。いわゆる「たき火」であるが今日で4日目。最も楽しい農作業の一つである。

午後からUさんが援農に来てくれた。「山仕事はレジャー」と言ってくださるので、その言葉に甘えている。

今日も城山の太い木を切ってもらった。木を切ると見上げるような巨岩がくっきり見えだす。この巨岩も「売り」にしたい。

山仕事が一段落ついて、ヤギパドックが完成したら、再度、阪急交通社や近畿日本ツーリスト等の旅行会社に電話をして、「農村観光」の売り込みをしたい。こんなに風景がよくなっているのに、自分ひとりだけで楽しむのは惜しい。

自分の能力だけでは風景をビジネスにすることはできないが、その道のプロに見てもらったら、農村観光の道が開けるのではないかと思っている。あきらめない。

ヤギと戯れ、ニワトリを抱き、ハーブティやゆで卵を楽しみ、雑木林セラピー、池の土手の散策、歩いて5分の所にバンガローやキャンプ場、宿泊施設のある美しい森。


8才年上のUさんの作業スピードについていくのが結構しんどい。Uさんの山仕事はそれくらい手早い。自分の仕事はチェーンソーで切ってもらう大木の周囲の雑木をナタで切り、足場をよくして、木が倒れる時の逃げ場を作ること。Uさんの指示に従ってしているが、とても勉強になる。

山仕事の主目的は、冬の日当たりをよくし、ヤギのパドックを明るくするためであったが、切った木の一部をシイタケの原木にし、他の太い所はUさんが「薪割り」をして薪ストーブに使い、他の細い部分や枝葉、雑木は燃やす。これらの過程で観光農業が意識に上がった。

山仕事もこれくらい目的が多くなると、やりがいが出る。  

原因を作ったのはヤギ。

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しかし、ヤギを安易に導入することは禁物である。できればこのブログで「疑似体験」することだけに留めておいて頂きたい。

飼い始めた後で手放したくなっても、それは難しい。

今はそんな気持ちはないが、もらってきて4ヶ月間ほどの間は何度も後悔した。

欠点
(1)ヤギの世話に1日30分ほど取られる
(2)草刈効果は草刈機よりはるかに劣る
(3)ヤギ小屋、ヤギの鎖や杭、首輪等に計4万ほどの出費
(4)1円にもならない
(5)口のある生き物なので拘束される
(6)平均寿命15年の間に飼育者の状況(意志)が変わる
(7)野菜残渣の処理はニワトリの方がはるかに優れる
(8)ニワトリより随分手間を取られる
(9)ヤギは獣医さんが必要な場合もある

長所
(1)風景効果
(2)癒し効果
(3)観光効果

これ以上手間を取られると困るので、将来的にヤギ乳はどうするか未定。種付費用も5千~1万円かかるだろう。


2030年 農業の旅→ranking

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コメント

いいんじゃあないですか

ヤギがかわいい。それだけでいいんじぁないですか。今日食えていれば。年をとる事の強みは、自らの将来の計算が簡単になることでしょう。次の世代の事を考えるならば、もっと大きな仕掛けがいるようです。たとえば、あなたのいうような「ベーシックインカム」もそのひとつでしょう。しかし、それを定着させるためには、この社会の根本を変える必要がありそうです。

お久しぶりです。

ずっと自分の考えた道を行くのはそれだけでも大変な事で、凄いですね。いつも農業は問題が起こっている様子ですが、普通の会社のイヤな事と比べるとまっすぐ進んでいるのではないでしょうか。
ブログ久しぶりに拝見しました。

  • 2010/02/08(月) 23:29:01 |
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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