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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多様なエサで乗り切ろう

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毎朝、電柵のゲートの前で車を止めると南向きで歓迎してくれ、ゲートを開けて、物置の前のいつもの場所に車を止めると、すぐにこっち向きで2頭が歓迎してくれる。

だから、ヤギだけが知っている踊りをして感謝を表す。

「もう、2頭いっしょにしてもいいのでは」と、Uさんに言われるが、半ば習慣的に別々にしている。新しいパドックが完成したら一緒にしようと思うが、新しいヤギ小屋は、オスヤギが使っている鳥取方式のヤギ小屋を2つ作る(並べる)予定。1メートル四角なので、2頭入れないこともないが、それはヤギの選択に任す。

ヤギは人の気配を好む。この小屋は車置き場の前であり、物置でもあるので、最も多く行き来する場所であり、一昔前の牛小屋でいえば玄関先のような場所。ヤギ小屋としては最も適する。わざに歩を進めなくても、到着と同時にヤギのその日の体調がわかる。新しいパドックに移したら、こういうわけにはいかない。

夜だけはここの小屋でもいいが、そうすれば今の時期なら、夕方5時~朝8時半頃まで15時間ほど拘束することになる。

夜間もそして夜明けからヤギを自由にしてあげるには、パドック(3アールほど)の中に寝場所を作るしかない。


電柵

電柵ができる前は、今後は電柵の世話が大変だろうと思ったが、できてみると意外とすぐに慣れるものである。今はまだ草刈をしなくていいからかもしれないが。

ただしこれは農業歴が20年あるからであり、これから農業をスタートすると考えたら、電柵の経費と手間を考えると、農業への転身は相当な(致命的な)ブレーキになっただろう。


多様なエサで乗り切ろう

ヤギは雑草と木の葉だけだから、エサは完全自給できるが、ニワトリはたった30羽でもエサの自給は無理。輸入品の方がはるかに安いから、国内ではエサ(トウモロコシ等)を作る農家もいない。だから購入エサ=輸入品である。 

 そのため、自分のような少羽数で、地べた飼いで、青菜をいっぱい与えても、卵の安全性は「かなり?」がつく。

30羽でなく7~8羽に減らしても、エサの自給は難しい。例えばコゴメだけだったら卵はたくさん産んでくれないだろう。家から出る「食べ残り」はエサになるほどたくさんは出ない。畑から出るくず野菜だけ与えても、ニワトリは卵を産まない。

当日食べた物が翌日には「卵もしくは糞として」表現される。若鶏の間は毎日のように卵を産むし、もちろん糞も毎日する。

「味噌や醤油等の食品製造業や食品関係の流通業、飲食店、学校給食等から排出される残渣(エコフィード)も貴重な飼料資源である。本来、人の食料である米も飼料として注目されてきた。単一飼料を使う畜産から抜け出し、地域の多様な飼料資源の活用を目指したい」と、今日の農業新聞に出ていた。

自分も今まで幾度となく「学校給食の食べ残りなどがもらえたらいいな」と考えたことがあるが、いかんせん羽数が少ない。中途半端な羽数では、もらいに行くこと自体が手間であるし、2~3日で全部食べきれなければ夏などは困る。

エサをどうするか考えて、ニワトリの羽数を決める必要がある。

現在の養鶏では、配合飼料のエサは何が何%と精密に計算されているし、プロの養鶏農家は1日に与える量も厳密に決めている。だから内容物が精査できない食品残渣は、あくまで補助飼料としてしか使えない。

ケージ飼いのニワトリでは、その補助飼料の利用もほとんど無理だろう。牛や豚なら可能だろうが、それでも肉質とか問われるなら無理。ニワトリなら300~400羽飼いの農家が食品残渣を最も利用しやすいと思う。

30アールほどの作付から生じる野菜クズのリサイクルには、30~32羽はもってこいの数字であるが、卵も欲しいとなると、親戚からもらっているコゴメの他に購入飼料も必要になる。

菜食主義(コゴメや野菜クズ主体)のニワトリの鶏舎はほとんど臭わないが、市販の購入飼料(濃厚飼料)をやっていないと窒素分は少なく、糞の「肥料効果」も少ないだろう。

自分が飼っているニワトリの卵の安全性はそんなに高くはないかも知れない。ただ、安全性に絶対的なものはなく、すべて相対的(他と比較して)なものと認識しているので、我が家の卵の安全性を自負している。

素性のわからない購入飼料を「解毒」する意味で、青菜(野菜クズや雑草)をたらふく与えている。

こういう観点から、スーパーで豚肉や牛肉を購入する場合、国産かどうかではなく、どちらが安いかで選択している。国産でもエサの大半は輸入飼料だから肉は輸入品と同じ。

牛乳はほとんど買わないし、卵もそんなに食べない。栄養素を取り入れるというより、健康のためにあまり食べてはいけないと考える。健康には粗食が大切。

一昔前のように、飼っているニワトリも食べない。スーパーで買った方がはるかに安くつくし、手間もかからない。だいたい、健康によくないので我が家では肉をそんなに食べない。

2030年 農業の旅→ranking 

 




 

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コメント

昨日のコメントで冬季湛水は是非やってみたいと書くのを忘れました。
湛水は魚類を田んぼに呼び水鳥を呼ぶ手段
ですが、これは昔風の 水路と田んぼが同じ
水位を保つ構造をしてないとダメだそうです。
現在は 畑にも使えるように徹底的に水抜き
するため 必ず 水路が低い構造なので
豊岡のように わざわざ斜めの水路を作り
魚道をつけないといけません。

一昨年から 少しずつ 鶏用のトウモロコシを
作るようにしてるのですが、トウモロコシは
一番 動物に狙われやすいので気を使い
ますね。台所のまん前に植えてます。
紫、赤、黄色、白の混ざった色のモチ品種の
やつです。

アメリカはトウモロコシが昔 出来過ぎで
困ったために 牛を わざわざ品種改悪して
トウモロコシをむりやり食べて1歳半で出荷
して 安い牛肉を作り 現在の狂牛病まで
至ってるそうですね。

私は 日本の牛肉は女性ホルモンを使ってないと 信じてるのですが 甘いのかな?

ヨーロッパはアメリカの牛肉は女性ホルモン
使ってるから輸入しないと頑張ってましたが
今でも頑張ってくれてるのでしょうか?
狂牛病でイギリスがよろめいたから
強い事 言えなくなっちゃったかな?

>健康には粗食が大切
同感です。私はつきあい以外で肉を摂ることをやめました。牛乳も、もう何年も飲んでいません。玄米と漬物と野菜たっぷりの味噌汁が一番落ち着きます。
本当は雑穀をたくさん混ぜて玄米を炊きたいけど、雑穀ってけっこう高価。
黒米や押麦なんか大好きです。

  • 2010/01/12(火) 23:34:36 |
  • URL |
  • anji #4we8Ke7.
  • [編集]

健康には粗食

あまり粗食過ぎると寿命が短くなりますよ
家の先祖の墓に書いてある年齢を見るとよく分かります。
ご確認あれ

  • 2010/01/13(水) 00:20:46 |
  • URL |
  • ヤギ飼いシュウ #JalddpaA
  • [編集]

>ヤギ飼いシュウ様
そうなんですね。知らなかったです。
でも、長く生きたいと思わないので、私にはこの食生活で十分。
だからこそ、たまに頂き物を口にすると、素直に美味しくて感謝の気持ちが湧きます。

  • 2010/01/14(木) 03:39:21 |
  • URL |
  • anji #4we8Ke7.
  • [編集]

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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