FC2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

農林水産予算が2兆5千億円を下回るのは34年ぶり

1001090004.jpg 

昼から「籾殻運び」をした。集落内の稲作農家からもらっているが、今年は2往復だけにした。たくさんもらえば稲作農家も手間が省けて喜んでもらえるが、籾殻は使える用途が少ない。
(1)サトイモの寒さ避け・・・11月に使用
(2)冬越しハーブの寒さ避け(ルバーブ、レモンバーベナ、レモングラス、ステビア)・・・11月に使用
(3)クン炭作り

(1)と(2)で使う量は知れているので、主に(3)だけに使う。ニワトリ小屋の下敷きには籾殻より落ち葉の方がよい。
籾殻運びもクン炭作りと同じで、風のないおだやかな日でないと積み込みや積み下ろしの時に風で舞い散る。

積み下ろしの時には画像の毛布を使った。ヒヨコの保温に使った毛布である。

籾殻置き場はいつもこの田んぼになる。置き場の隣で2月末までに2山×2回籾殻を焼く。これだけで1年中使える。


1001090045.jpg 1001090047.jpg

左の画像のあぜ岸に所々、青々とした草が生えているが、これが彼岸花だとは全く知らなかった。子ヤギをもらってきて間なしの2月中下旬頃、何も知らずにこれをやったら、翌日1日中とろんとして、他に何も食べようとしなかった。確認のためにグーグルで「冬の彼岸花」と検索したら、やっぱり間違いなく彼岸花だった。
 
 

1001090035.jpg 1001090030.jpg 

電柵を大急ぎでしてもらっていたら、いい結果にならなかったと思う。10月7日の台風の日の夜に大きな被害に遭い、電柵を設置してもらったのは11月24日で、その間、50日ほどあったが、この間にいろいろ考えることができた。

イノシシは台風や大雨の日に被害が出やすいとわかったし、毎日出没するのではなく、たまに来て、集団で襲うことが多いようだ。

この50日間の被害状況で、電柵なしではもうできないと痛感させられた。

どこに設置するかも大切なポイントである。隣の休耕田の畦に設置させてもらったら、耕運が随分楽だとひらめいたのも、田んぼをぐるぐる回りしている時だった。


シイタケの多くはシカに食われたようだ。これでは原木を補充しても意味がない。対策を考える必要がある。 

 
派遣村や生活保護のことは新聞によく取り上げられるのに、「ベーシック・インカム」という政策は、朝日新聞に1回しか大きく取り上げられていない。

すでに資本主義の底が抜けてしまっているのに、最低限の生活補償もないし、働き口もないし、雇用自体も正職員、臨時、パート等、全く公平でない。

ゆりかごから墓場まで(年令に関係なく)、貧乏人も金持ちも(所得に関係なく)、平等にベーシック・インカム(基礎年金)が受給できるような政策を、新聞、テレビ、週刊誌、インターネット等は頻繁に取り上げるべきだと思う。

去年の総選挙では新党日本(田中康夫代表)が唯一、マニフェストに「すべての個人に最低生活保障=ベーシック・インカムを支給する」政策を明確に掲げた政党であるらしい。

田中代表は、「ベーシック・インカム」は自由経済学者も左翼的な学者も、まさに対照的な左右の学者が支持する政策であると説明した。(去年の朝日新聞9月12日)


3年後60才になったら、国民年金保険料17万余りを支払わなくてすむし、厚生年金部分を12万ほどもらえるようになるので、合計で30万ほど収入アップになる。自分にとってこれは大きい。

8年後65才になったら、年金が84万円ほどもらえる予定なので、これはもっと大きい。

ベーシック・インカムで取り上げられる金額は月8万円だから年間では96万円。自分に関していえば、年金の場合より12万円多くなる。

農業の手取りも「年間100万の攻防(目標)」である。 

つまり、もらえる年金、ベーシック・インカム、農業の手取り、どれも似通った金額である。

農業という職業を選択するには、現役世代も受給できるベーシック・インカム(最低生活保障)が不可欠だと思う。

ベーシック・インカムによって最低限の生活が補償されるなら、失業もさほど怖くないし、職業や人生の選択肢が大幅に広がる。

ベーシック・インカムを導入すると、配偶者控除や扶養控除などの現行の各種の所得控除が不要となり、年金、児童手当、生活保護など、社会保障の現金給付部分が全部、ベーシック・インカムに一括される。

 去年9月12日の朝日新聞に載った試算例では、
年収700万円の3人家族→最終所得は48万ほど増える。
年収400万円のシングル→最終所得は43万ほど減る。 


農林予算(農業補助金)2兆5千億円をすべて、年間80万円×10年間=800万円のベーシック・インカムに振り向けたら、2500000000000÷8000000=312500人もの農業希望者を毎年「自給自足型山村移住」させてあげることができる。ベーシックインカムが仮に20年間なら毎年15万6千人ほどになる。

ベーシック・インカムは家族(世帯)ではなく個人を対象とするから、3人家族なら240万円の受給である。十分に生活していける金額である。


2010年度の農林水産予算は2兆4517億円で、農林水産予算が2兆5千億円を下回るのは1976年度以来34年ぶり。

すでに30年以上にわたって、毎年2兆5千億円以上の補助金が投入され続けてきたにもかかわらず、農業は衰退の一途であるということは、補助金の投入先を全く誤っている。

農業補助金の全てを農業希望者ベーシック・インカムに振り向けるなら、雇用も、農業も、環境も全ていい方向に回転を始めて、人生に希望も見出せる。


2030年 農業の旅→ranking 




  
  
  
 

 

 

 

 



 

このページのトップへ

コメント

水田 祐助さんはもう充分人生の希望を見つけておられると思います。
「ベーシックインカム」(最低生活保障)論は、最低とは何か、生活保障とは何か、を定義しつつ展開されたらいかがでしょうか。またそれは、農業にのみ適応される概念なのでしょうか。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ