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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

雨の日のひとりごと

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 今日は小雨が降ったり止んだりの一日だった。ニワトリのエサやりにだけ行った。

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(今日の夕飯)
大豆の煮豆・・・昨日の残り
ホウレンソウのおひたし



 フォーリーブスの青山孝史さんが肝臓ガンで亡くなった。57才。自分もいつそんな運命が待ち構えているかわからない。
  近未来にそんな運命が待ち構えていたら、まだ心の準備ができていない。しかし20年後だったら75才だから仕方がない。人生は後20年。

 何にもたいしたことができず、
 
 人生を通して、年収300万円を超えたことがなく、

 農業でも、収入は低空飛行だった。

 
 特定の専門作物を持つといっても、それには、
(1)100万円ほどの初期投資がかかる。
(2)できるという、ある程度のめどが立たなければできない。
(3)売り先も考える必要がある。

 
 途中から農業形態を変えていくのも難しい。

 変更できるまで、2年間ほどは並行してする必要がある。
 それ以上期間がかかるなら、経済的に続かない。

 うまくいかなかったからと言って、元の農業形態に戻るわけにはいかない。元の農業形態に展望がないから変更を試みたわけだから。

 農業形態の変更で、それまで書き続けてきたミニコミ(あめんぼ通信)が不必要になる現実は避けたかった。
 

 結果こそ現実である。

 今はそのワンパックも減って(顧客獲得のための営業活動をここ数年していないから)、半農半ブログの状態に近い。

 それでもワンパックは止めるわけにはいかないし、これ以上減ったら、増やすための営業も考える。

 ワンパックで多少とも稼ぎ続けながら、65才からの年金に引き継ぎたい。

 年金も80万ほどしかもらえない(一応、厚生年金の期間もあるので、国民年金だけより少し多い)が、定額なので、今より安定する。

 自分の場合は、農業経費をこれ以上少なくするのは難しい。それでも少なくするには、田んぼ見学費とガソリン代を削るくらいしかない。

 農業収入は少なくても、あまりストレスをためないでおれるのは、
(1)自然の中でする仕事だから
(2)土に触れる仕事だから
(3)農業の仕事の中に楽しみがあるから
(4)人に使われない仕事だから

 収入は少なくても、現在失業中の人に比べたら、はるかに恵まれている。

 失業中の人が自給自足的な生活ができたら、こんなに素晴らしいことはないのに、今の社会ではそれができない。
 理由は、
(1)田舎の方が都会よりかなり物価が高い。

(2)田舎の土地はすでに資産ではなく負債(田んぼはまず売れないし、農業をしなくても、草枯らし等の田んぼの管理はする必要があるし、できなければ、人に依頼してでもする必要がある。ただし、隣も草ぼうぼうなら問題はない)

(3)害獣のために、20~30年前に比べて、作ることが相当手間取るようになった。

(4)種をまいて作ることに比べたら、手っ取り早くスーパーで購入した方がはるかに安くつく(自給野菜だけの場合)。

(5)野菜を売ろうと思えば、売り先を探す必要がある。自分で売り先を見つけることができなければ、農協や市場に出荷せざるを得ない。その場合は外観や寸法や重量という商品としての規格も要求される。だから意に反して農薬の散布も必要になるし、品揃えが必要なので、1種類をある程度多量に作る必要がある。

 こう見てくると独立自営農民になることは、農家出身、非農家出身にかかわらず、高度な資格試験なみに難しい。

 それでも農業に転身を試みるしか、失業中の人には活路がないと思う。

 
 このたび自分はヤギを導入することになった。ヤギは売上に関係するわけではないが、楽しみの一つにしたいと思う。
(1)草刈効果
(2)癒し効果
(3)液肥があるので、あまり必要ないがヤギ糞の肥料効果
(4)将来的にはヤギ乳が飲める楽しみ
(5)景観効果
(6)地域の人に対するインパクト効果
(7)しようと思えば観光になる効果
(8)お産に立ち会える効果

 ヤギ導入とともに、去年、一昨年以上に、田んぼで過ごす時間が長くなると思う。

 
 ワンパック宅配は、農業の理想型だと思う。
(1)1人でできる。

(2)どんな限界集落でもできる。

(3)直接販売だから先方の信用が得られる。

(4)外観やサイズは問題にならないから、安全性が追求できる。

(5)値段は自分でつけれる。

(6)野菜だけでなく、果樹、炭、ハーブ、花、加工品など、何でも入れることができる。

(7)農閑期が2~3ヶ月とれる。

(8)気に入ってもらえれば、口コミで広がる。

(9)翌月の発送日や、翌月お届けできる野菜を紙に書いて入れる必要があるが、田んぼの様子などを書いているうちに、長年の間に書くことがおもしろくなる。

(10)送るパック数が多くなれば、交渉次第で宅急便の送料が安くなる。

(11)ただ、1人だと1回に送れるパック数は7パックほど。月、水、金と送っても、週に20パックほど。月間では20パック×4週=80パック。3月と4月は野菜の端境期で送れないから年間に10ヶ月。つまり、80パック×10ヶ月=800パックが年間の送付数の上限。
 野菜の中身2400円+送料800円=3200円がワンパックの基本価格。
 800パック×2400円=192万円。年間経費の平均が72万円とすると、192万円-72万円=120万円の手取りになる。しかし、これはあくまで最大限の収入になった場合の計算。これより下がることはあっても上がることはない。
 現実にはよく稼げても、年間手取り70~100万の世界である。
 
 つまり、
(1)送るパック数が多くないと、送料は安くならない。

(2)年間経費平均が72万ほどで納まるようになったのはここ数年のこと。

(3)顧客の出入が多く、発送個数は安定しないと思う。最大送れても、1人だと1回に7~8パック。顧客獲得の営業を常時続けていないと、顧客数は減る。

 それでも、失業者よりかなり恵まれている。

 
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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