直売所に出荷する場合、野菜では他の農業者に太刀打ちできそうにないので、何とか、ハーブで勝負したい。
2種類をボードン袋8号(単価1円58銭)に入れて、卓上シーラー(27000円ほど)で密封し、シールをはり、単価98円で売るという戦略。
ハーブティの作り方は、
(1)やかんの湯が沸騰したら火を止める。
(2)2種類のハーブを少しずつやかんの中に入れる。
(3)5分ほど蒸らし、きれいな草色がついたら出来上がり。
(4)ハーブは取り出す。麦茶パックと同じ要領です。
(5)3回ほどに分けてお使い下さい。冷やしてもおいしい。
ハーブティ用ハーブは6種類。
(1)レモンバーム
(2)レモンバーベナ
(3)レモングラス
(4)タイム類 (レモンタイム、コモンタイム)
(5)ミント類(アップルミント、ブラックミント、スペアミント)
(6)セイジ
収穫期間はどれも7~8ヶ月間連続。肥料もあまり欲しがらない。つまりハーブは「収穫する手間」と「袋詰めの手間」だけ。
左はレモンバーム、右はレモンバーベナ。霜が降りると上部は枯れるが、翌春元気に新芽が出る。
レモングラスを株分けしたのが左の画像。右は株分けする前。1株で15株ほどに株分けできる。
10月末頃、スイートバジルを鋸で切り倒し、その株間に定植した。
タイム類はコモンタイムとレモンタイム。コモンタイムは主に料理用。
ハーブティ用ハーブはレモンタイムが軸。理由は、袋に入れた場合の見た目がきれいなことと、ハーブティにした時、きれいな色が出る。
ミント類は、左からアップルミント、ブラックミント、スペアミント。ハーブティには左の2種類。スペアミントは料理店用で主に料理の飾りに使う。
セイジ。とてもおいしいハーブティになるが、セイジは突然枯れることが多い。青枯病か立枯病。料理に使うイタリアンパセリにも同じ病気が出て困る。
その他のハーブとして、左はステビア。湯のみにステビアの葉を適量入れ沸騰した湯をそそぐと「砂糖湯」ができる。
右はルバーブ。5月に成長した太い茎を小口切りし、目方の半分の砂糖を加え、水は入れずに、弱火で25分ほど煮ると、酸味のあるおいしいルバーブのジャムができる。
株分けに強い(簡単)。収穫期間は5月、6月と、10月、11月。夏場は成長が止まるようだ。
左は今回定植をし直した画像で、右は、スイートバジルやオクラを鋸で切り倒し、その株間にレモングラスやレモンタイムを定植した。全部で2アールほど。ちょっと多すぎたかも知れない。来年1年の売れ具合で、どれくらい定植すればよいかわかる。
10月20日頃にレンゲを蒔いたが、草に負けそうになっている。負けてしまうかも知れない。通常は稲を収穫する前に、稲の上から種をばらまくのでタイミング的に草に負けたりすることはないが、前作を作らず草むらだったのを耕してしばらくして蒔いたら、草との競合になった。
レタス(サニーレタスとチマサンチュ)の苗床。この状態で冬越しして3月中下旬に定植する予定。キャベツの苗床はイノシシにもくられ、来春収穫の春キャベツは定植できなかった。時期的に蒔き直しはできなかった。
5時が過ぎたらもう薄暗くなる。薄暗くなる前に、電柵の周囲を小走りで見回った。草は伸びないが、害獣が電柵に触れて電柵が緩んでいる箇所があればピンと張りなおす必要がある。電柵を張って5日間が過ぎたが、1回だけそんな状況があった。
電柵をしてから、きちんと戸締りをして帰るという感覚になった。最後に軽四をゲートの外に出し、道(門)のゲートを閉めるわけだから、まさにそういう状況である。
蛇足ですが、ここらあたり一帯は「大門田(だいもんだ)」という田んぼ名になっている。大きな門があったと考えられる。池を支えるような形の低い丸い山は「城山」と呼ばれ、池の北側の山は「寺山」と呼ばれている。竹薮の中には高い石垣が組まれ、墓の上には土塀のようなものがある。