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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

沖縄愛楽園  小島住男さん



遅れじと急ぎ行く我の杖落しまさぐり拾ふ日溜りの中




盲目の女新患訪ひ行けば嬉し気に語る盲ひ我らに




探り来てやうやく口もて解きたれど包紙の薬は畳にこぼしぬ




汗ばみし額に口づけ熱を見る療友ともの仕草に瞼うるみぬ




鉛筆を手に結びつけ媼懸命に習ひをり投票日迫りて




盲導鈴の音のとだへて迷ひしが木犀の香に位置を示さる




癩故に職を追はれて無免許で人力車夫せし頃を偲びつ




人力車夫で稼ぎし金を受け取りて涙せる母の姿浮びく




古里を追はれし如く来し園にキリストの教へを受けて安らぐ


小島住男(住夫)さんの略歴
明治41年沖縄県首里市生まれ。大阪で働いていた23歳のとき母に首里に呼び戻され結婚。結婚後1ヶ月足らずで兆候が現れ離婚。治療費のため家屋敷を失い那覇のいとこを頼る。無免許の人力車夫をやっていたが、昭和12、3年沖縄愛楽園入園。薪割りをしていたとき右の目に破片が飛んでそれが元で次第に視力を失う。昭和15年失明。戦後、井藤道子の指導で短歌を始める。「樹木」所属。『蘇鉄の実』(1965年)『三つの門』(昭和45年)『地の上』(1980年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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