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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

簡易水道

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農業は投下労働、投下資本の割に、年収が少なすぎる。

農業に投資したら取り戻せない。機械は機械を呼ぶ。
稲作の農具を見ればよくわかる。

ハウスを持てば、台風の心配が新たに発生し、ビニールの廃棄処分料の問題も発生する。下手をすれば農閑期さえなくなる。ハウスでは雨水は期待できないので、水を入れるエンジンポンプのガソリン代も新たに発生する。

大きな設備投資を背負い込んではいけないと思う。これでは農業が止めれなくなるし、農業形態の変更もできない。

農家の設備投資としては200万円ほどが限度と思う。自分の場合でも最初の1年余りの間に、軽四、管理機、物置、鳥小屋で120万円ほど必要になり、その後、エンジンポンプとチェーンソーと草刈機で20万円ほどの投資が必要になり、その後、井戸と井戸の小屋(10万円、台風で吹き飛んだ)で37万円ほど必要になり、その後、電柵で8万余り必要になり、ここで追加の10万余りの支出が必要になっている。これらの合計でも200万ほどになる。 
 
設備投資をすればするほど、それに付属する小さな経費もいっぱい増えていく。


簡易水道

我が家にはまだ「簡易水道」が残っている。集落の10軒ほどで共有している簡易水道であるが、家のすぐ東の山の中腹から湧き出ていて、今まで切れたことがない。ものすごくありがたい湧き水である。
(1)毎日ペットボトルに入れて水筒代わりにしている
(2)ニワトリの飲み水と、ヤギの飲み水と、収穫野菜の打ち水に使う(16ℓの容器に入れて持参)
(3)出荷当日や前日が雨の時、泥だらけの野菜を洗う
(4)自給用のサトイモやダイコンやニンジンを洗う
(5)風呂水に使う→下水道代はかかってくる
(6)洗濯水に使う→下水道代はかかってくる


待っている生き物がいることは「束縛」と「負担」になるが、くず野菜のリサイクルのためにニワトリは「必須動物」であり、牧歌的風景と癒しのためにヤギがいると楽しめる

束縛と負担と費用の発生は、リサイクルと風景と癒しで相殺される。プラスマイナスゼロなら飼う価値がある。


農作物を作るだけなら楽しい作業だが、農作物を売らなければならない時に能力が試される。


農業の世界で自分が稼げる金額は3~4年の間に見通せるようになるが、その中でベストをつくすしかない。


外は強い雨が降っている。雨は強制的に身体を休ませてくれる。それでも大降りになるまで、電柵設置のために切り倒した竹や椿を燃やしていた。

何か事を起こせば用が増える。
(1)ヤギを飼えば、ヤギ小屋やヤギの遊び場がいる
(2)卵が切れないようにするには、その間をつなぐための鳥小屋がいる
(3)電柵を設置するには邪魔になる竹や木の整理が必要
(4)キーウイを作るには棚が必要
(5)鳥小屋を立体的に使うには止まり木に工夫が必要

少しは大工仕事ができないと「事」が起こせない。これは長い間、自分の農業を制約してきた。今回はUさんの援農のおかげで事が進んだ。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在65才、農業歴29年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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