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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

北條民雄さんの作品を読んで


北條民雄さんの、

いのちの初夜  26ページ

間木老人    20ページ

癩院受胎    38ページ

吹雪の産声   20ページ

癩家族     22ページ

望郷歌     22ページ

を2月の農閑期の一日かけて読んだ。

北條さんの生きられた時代は戦前で、まだ治ライ薬のプロミンはなく、不治の病だった。だからこれらの作品にも「未来」を感じることは少ない。

北條民雄さんは自分という一人の人間が生きた証を、何とかして残そうと思った。

1934年5月18日に全生病院に入院し、1937年12月5日に23歳で結核で亡くなるまでの3年半ほどの間に、おびただしい作品群と、日記を残した。「いのちの初夜」は全生園に入った当日の一日(主に夜の情景)を描いたものであり、川端康成の推薦により「文學界」に発表され、「文學界賞」を受賞した。


北條さんの著作から感じるのは絶望ではなく、絶望的な未来である自分のその宿命を受け入れて、その自分自身を書物に残して不滅にしようとした。だから書かれている状況は絶望的でも、僕は絶望を感じなかった。

まだ一回読んだだけで、同病の他の人が書かれた作品をあまり読んでいないので、批評はできない。

北條さんのこれらの作品群は既に、死後80年ほどの風雪を越えているが、これから80年後の2100年の日本文学史にも燦然と輝いているか、自分自身の価値判断で検証していきたい。


2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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