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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

大島青松園  萩原 澄さん



はるばると訪ね下さる師を友を迎へむ明日の海よしづもれ




白樺の苗木携へ盲なる君がはるばる草津より来ぬ




生きて逢ふ日の又ありや白樺は君しのばせて丘に芽を吹く




美しく夢をはぐくめ親のもと離れて病める子等の手花火




皮を剥ぐことも出来ざる手になりて配給の梨籠にころがる




鬼どものなづき来そうな声あげて老が豆まく暗める庭に




音信も今は絶えたるうかららを思ふ闇よりバラ匂ひくる




妻と今二人となれるしづけさをきほひて刻む机上の時計




わが妻となりたる君が瓜きざむ音をしづかに今朝はききをり




此の雪のあしたも遠き泉より君の汲みくれし塩気なき水




頒ちくれし一つなれども嬉しくて手に弄ぶ 故郷くにの蜜柑を




扇風機の風背にぬくし対立の論点ふかく掘りさげゆくに




不自由者に皺寄せらるるその議案押しきられゐて席に黙せる




三十四年守り来し自治の灯よ危きときも消さず過ぎたり




とっぷりと暮れたる窓のカーテンを引けば静かなり二人の世界




幻に見たる本土のこの真水蛇口ひねればほとばしり出ず




台風に荒れたる浜の藻草焼く煙みだれて直ぐにはたたず




酔止めの薬を呑みて二十二年籠りし島を今日は旅立つ




鍬の柄を血ぬりて父と拓きたる山の畑のその後を知らず




待ちくるる人も生れし家もなき郷の道ゆく旅人のごと


萩原 澄さんの過去記事


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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