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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

邑久光明園  蜷川ひさしさん


流星


手が萎えてしまった時・・・

まだ足があると言われ

足が立てなくなった時・・・

まだ目があるんだと思った

だがその目も・・・

右は日曜になってしまい

左は半どんになってしまった


達磨の様な体に

のしかかる闇から

這い上ろうとしてすがるものは

みんな藁ばかりだ

開眼手術成功

そんな喜びも

山の向こうのことでしかない


ああ私は一体なにを希望に

生きていけばよいのか

・・・・・・・・・・

この瞬間にも

どこかの空を

星が流れている様な

夜だ







焚火


真白に

霜の降りた道

人々の体温に

ほほえみをあたえながら

蒼天を指さして

女神のように立っている

炎の精








パレット


視力の失しなった掌に

パレットをひらくと

干からびた絵具の中から

明るい夢が湧いてくる


グリーンから生まれた蝶が

水車のしぶきに驚いて

タンポポの葉裏にかくれると

妹のりぼんが馳けてくる


レッドから流れた夕雲が

白帆の風にはこばれて

裏庭の物干にひっかかると

母のエプロンがゆれている


イエロウから落ちた木の実が

マッチの軸にひろわれて

机の上に廻っていると

先生のスリッパが怒っている


闇の世界が息苦しくなって

箸を持つことが嫌になると

古いパレットを開いて

明日への夢をえがいてみる



蜷川ひさしさんの略歴
1925年大阪府生まれ。1941年邑久光明園入所。1970年45歳で死去。


2030年 農業の旅→ranking





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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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