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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

関心を持つ方法と、持ち続ける方法


漢字が読めなくても、あまり気にしない。

書いている意味がわからなくても、あまり気にしない。

読んでいて語感やリズムがよかったら、それを好む。

志樹逸馬詩集の「癩者」では、

己を憎み

人を恋い

闇の彼方に

天を憧れる 無性の渇き

ああ 非情の石よ

己が掌を微塵に砕け

悪魔よ ほくそえめ

という箇所が特に好きである。

たいした理由はなくて、好きなのだ。

この箇所を声を出して暗唱していると、近い将来、自分が

長島愛生園の歴史観や歴史回廊のガイドをしながら、

明石海人さんの

深海に生きる魚族のように自らが燃えなければ何処にも光はない

というフレーズ等といっしょに、復唱してもらっている姿が頭に浮かんだ。


癩者」では、「碧天の風を吸って」とか、「黄金の実を喰って 濃汁(うみ)の足跡を踏む」など、意味がよくわからない箇所もあるが、繰り返し音読していると、何となくわかったような気がしてくる。別にわからなくても、とにかく語感やリズムがいい。
難しい漢字に「ルビ」をうっている箇所もあるが、ルビの入れ方がわからない。今度、パソコンの先生に聞いておきます。

志樹さんの詩は、他は平易なひらがなの詩が多いのに、「癩者」の1遍だけは漢字が多い。
 
己を憎み

人を恋い

闇の彼方に

天を憧れる

無性の渇き

ああ 非情の石よ

己が手を微塵に砕け

悪魔よ ほくそえめ

を初めて目にした時、涙が止まらなかった。内臓が口から飛び出るような気がした。


詩や短歌で字が読めなかったら、音読みしたり、訓読みしたり、前後の関係から類推したり、例えば「石蕗」の「蕗」が読めなかったら、草かんむりを無視して「路」と入れたら「蕗」が出てきて漢字変換ができ、グーグルで「石蕗」と入れて、その読みかたや意味を知るという具合だった。

「袂」という字も読めなくて、「ふところ」と入力してもこういう漢字は出て来ず、前後を何回か読んでいて「たもと」という言葉を思い出して入力したら「袂(たもと)」が出てきた。

読めなくても、あまり大きな影響はないし、

意味不明の箇所があっても、それもあまり大きな影響はない。

全体を読んだ時、心にぐっときたら、それがいいのであって、書評など参考にせず、自分がいいものがいいのであって、世間的、社会的、歴史的評価など、あまり関係ない。

もうこの年(まもなく61才)になると、歴史的評価よりも、ただ単に「自分の判断」を基準にし、自分がいいと思うものが、自分にとっては最もいいものだと思うようになった。


農業においても、技術力のすぐれた人の真似をしたくても、真似ができなければ参考にならないし、これくらいなら真似ができると思っても、実際に身体を動かす時になって身体が動いてくれないことも多々ある。
めざす農業の方向が違っても、あまり参考にならないし、尊敬できる人でなければ、関係は長くは続かない。年齢や農業経験も関係なく、できる人は3~4年のうちに、ボクの技術レベルなどあっという間に抜いていった。そういう若い人を何人も見てきた。 


動機が不純でも全く問題はない。要は関心を持ち続けれるかどうかがポイントである。 

ヤギを導入したのも、料理を始めたのも、長島愛生園に通い始めたのも、ブログの継続のための「ネタ」が目的だった。

動機はともかく、知らん間に「はまって」しまうこともある。途中で「止めたい」と思っても、とにかく半年間くらいは続けようと思ってやってきた。

最初は「無理やり関心を持つように」心がける。いつもそういう感じでやってきた。最初から関心のあることなど誰でもあまりないだろうし、経済的事情や、身体的事情や、地理的事情で関心を持っていても飛び込めなかったり、長く続かなかったりする。


長島愛生園のガイドを近い将来の目標にしている。まだ入所者との人間関係はほとんどできていないし、職員のこともほとんど知らないし、ガイドにしてもらえるかどうかもわからないが、知識の少ないときからガイドを始めて、ガイドをしながら学んでいく方法(態度)が、愛生園を知るための最も近道かなと思っている。  
 
関心とは、最初は無理やり「持とうと努力」して、探し続けなければ、関心の持てるものなど、どこにもころがってはいない。

癩者


誰が 俺に怪異の面を烙印したのだ

碧天の風を吸って 腐臭を吐き

黄金の実を喰って

濃汁の足跡を踏む


よろめき まろび

指を失った掌にも

土塊は砕け

何故 花は開くか


捨てられた水を呑んで生き

そそがれる光に

描くは 紫の浮腫 斑紋


己を憎み

人を恋い

闇の彼方に

天を憧れる 無性の渇き

ああ 非情の石よ

己が掌を微塵に砕け

悪魔よ ほくそえめ


除けものにされれば されるほど

自らを知る性


俺は 誰に

生きる表情を向けたらいいのだ


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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