ベルギーでは安楽死が年1千件以上
ベルギー下院は13日、薬物注射などで患者の死期を早める「安楽死」の対象を18歳未満の未成年の子供にも拡大する法案を賛成多数で可決した。安楽死の年齢制限を撤廃するのは世界初という。
ガンなどの病気で治療をしても回復の見込みがなく、耐え難い痛みなどがある場合、医師が本人の意思を確認し、親の同意を得たうえで実施する。
「子供が自分の考えで死を選ぶのは難しい」と理解力を疑問視する意見もあったが、「尊厳を持って死ぬ権利は大人だけでなく子供にもある」との主張が勝った。
ベルギーは2002年、18歳以上を対象に安楽死を合法化。年1千件以上の安楽死が報告されている。(朝日新聞2月15日)
年1千件以上の安楽死が意味するものは・・・・
102歳 私の証 あるがまま行く 「日野原重明」
毎週土曜日の朝日新聞beに載る、日野原先生のコラムを楽しみにしている。102歳なのに、言葉が新鮮で、心に響く。
新聞は読みっぱなしだと、昨日の記事は8割以上忘れている。今日の記事も明日にはほとんど忘れ去るだろう。自分の中ではそのようにして月日が流れていく。
今日のオピニオンは映画監督の「是枝裕和」さんだった。その中で「日本の歴史の中にある加害性」を述べられていた。
広島と長崎に原爆が落とされ、日本は被害者感情が強いが、太平洋戦争において、日本は加害者ではないだろうか。ボクはそう思っている。
現在、中国や韓国と気まずい関係になっているようだが、隣人関係を考えた場合、自分の敷地だからと言って境界線ぎりぎりに建てたり、それが高い建物で日照を遮ったりする場合、隣人はあまりいい気はしないと思う。
つまり、自分の主張ばかりして、隣人の立場で考えないなら、隣近所との関係はうまくいかない。国家と国家も同じと思う。先の戦争では日本は韓国や中国に対して、明らかに加害者だったのに。
同調圧力
今日のオピニオンで是枝監督は、「同調圧力の強い日本では、自分の頭でものを考えるという訓練が積まれていないような気がする。自分なりの解釈を加えることに対する不安がとても強い」と書かれていたが、学校のクラスはその極型と思う。
あなたは学校のクラスで自分の意見をはっきり言えましたか。
集落の寄合等で、自分の意見をはっきり言えますか。
先日のオピニオンでも作家の星野智幸さんが、愛国心という「同調圧力」に関して述べられていたが、学校や集落という共同体で、流れに掉さすような意見を言うのは、かなり勇気がいる。いじめられている人(疎外されている人)の味方になる勇気も持たない。
自分や地域のためではなく、隣人や他地域(他国)の立場に寄り添える人と友達でいたい。