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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

汚い「ため池」

 昨日、6月15日は「池のヒ抜き」の日だった。しかし、この池(ため池)の水は汚い。理由は、岡山三大河川の一つ「吉井川」の水をポンプアップする設備ができているから。

 考えられない。美しいため池だったのに。

 小学校を卒業するまで、このため池で泳いでいた。すり鉢型のため池であるが、川からの水が流れ込む付近は比較的遠浅で、父兄2人の監視つきで泳いでいた。

 中学1年の時、このため池は遊泳禁止になった。

 高校1年の時、このため池の上流に、県が誘致する「酪農場」の話が持ち上がり、酪農場ができることになった。

 高校2年の時にはすでに山が切り開かれていた。 

 その後何年、牛が飼われたのか記憶が定かでない。

 農業を始めた頃にはすでに酪農場は撤退していたので、20年も続かなかったのだろう。

 ため池にポンプアップする設備がいつできたのかもよく知らない。

 酪農場が撤退してから長く放置されていたが、その後、岡山県下10ヶ所に整備されることになった「美しい森」事業が施工された。


 酪農場ができる前は、ため池の水だけで、稲作の水は足りていた。

 酪農場ができる時に、数ヘクタールの山が切り開かれ、山の保水力がなくなった。

 ため池にポンプアップする施設ができたのは、これが原因だろう。

 しかしポンプアップする前に、すでにこのため池は流れ込む牛の糞尿で破壊された。

 
 井戸を作ってまもなく11年が来るが、それまでの9年間は、池の水に依存していた。

 きれい、汚いは言っておれなかった。水がないと野菜は作れない。

 しかし、このため池の水は6月15日~9月20日頃までの、稲に水が必要な3ヶ月間しか水路を流れないので、その他の時期はほとんど雨水だけで野菜を作ってきた。

 雨水だけでも野菜が作れたということは、今年のような5月~梅雨時期の渇水もあまりなく、秋冬野菜の成長に必要な秋雨前線の活動もあったのであろう。

 ここ10年は特に、梅雨に雨が少なかったり、秋雨前線が雨をもたらしてくれなかったりの、異常気象が多い。

 だから、井戸水のない野菜作りは、現在はもう考えられない。

 
 当地と同様の出来事が、高度成長時代の日本全国の津々浦々で生じたことだろう。

 生態系を壊すとか、環境よりも、開発やゼニ設けが優先された時代である。まさに「土建国家、日本」だった。

 その当時は、町内でも土建業出身の議員が半数以上を占めていた時代だから。

 牧場の誘致話を事前に知り、地元出身の議員と地域の有力者が結託して、前もって根回しをし、いざ、その話が公会堂で持ち上がった時にはすでに「レールが敷かれていた状態」であり、反対意見を言ってもどうしようもない空気であり、仮に反対意見を言っても、それより大きな声でそれを否定するような、有力者の発言があったと想像できる。

 
  

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 今日、鳥小屋全体へ解放した。ブルーネットをスイカの防御に早く使いたいことと、寝る場所のダンボール箱の中がかなり汚れたから。

 ネットから外へ出す時に再度、数を数えたら
、間違いなく36羽いた。32羽注文したので4羽(オス1、メス3)のおまけが入っていたことになる。


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 スモモが少し赤みがかっていたので口に入れた。まだ酸っぱかったが、酸っぱくても食べておかないと、カラスに先を越されてしまう。

 果樹はカラスの被害が大きいので、植えているだけで、もっぱら花を楽しむだけの果樹も多い。

 実が生るとは思えないので、リンゴ、モモ、ナシは植えたこともない。ブドウは3回ほど植えたが、いずれも途中で枯れた。

 
 4時半から5時半にかけて1時間ほど、強い夕立があった。この雨で3日間ほど水やりから解放される。とてもありがたい雨だった。

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 朝のヤギと夕立後のヤギ
 

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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