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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

草刈機とカマ

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 草刈機とカマ。仕事量が雲泥に違う。しかし、この草刈機が一般に普及してまだ45年も経過していないと思う。
 
 ボクが小学校の時はまだ稲はカマで刈っていた。カマで刈って、藁で結束して、長い丸太棒にはざ掛けして、脱穀機で脱穀し、ムシロの上で天日乾燥して、ヨウスをするという時代だった。小学校の授業は、農繁期には「午後から稲刈り休み」があった。
 
 祖父がしばしばカマを研いでいた。田んぼは遠かったので、大きな丸いおにぎりが弁当がわりだった。

 いつ頃、草刈機を購入したのか記憶にないが、カマから草刈機に代わった時はすでに、集落からほとんど牛はいなくなっていた。つまり牛の草はカマで刈っていた。牛は田んぼの耕運にも使われたが、ヤギのように外につなぐというのは難しく、刈ってきて与えていた。牛は大量の草を食べるので、カマで刈るのは大変だったと思う。もちろん朝飯前の一仕事である。

 農業環境が激変してしまったのはここ50年ほどのことである。 


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 今日、小麦をカマで刈った。草刈機よりカマの方が束にしやすいし、カマでも30分ほどしかかからなかった。画像のように、まさに「とら刈り」。ヤギに食べさせていた個所は二次成長なのでまだ青々としている。

 ニワトリをたった30羽ほど飼うだけでも、エサの自給は大変である。3~4軒の稲作農家からコゴメをもらっているが、5月頃でなくなってしまう。だからエサの自給を高めるためには麦を作る必要がある。
(1)麦をまく5アールほどのスペースが必要
(2)種を購入する、もしくは自家採取する
(3)種を蒔く田んぼの耕運や畝立て
(4)途中で肥料を与えた方が収穫量が多い
(5)生育途上で1~2回の中耕や除草
(6)1~2月に麦踏み
(7)収穫に要する時間
(8)束のまま保存するなら、保存のスペースも必要

 こう見てくると、エサの自給は結構大変だとわかる。それでも今回の麦作りは大いに楽しませてもらった。来年以降も5~6アールを作り続けるつもりである。


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 ヤギは右の画像のようにネギも食べるが、ニラはあまり好まないようである。素手で触ったり折ったりしたらまける「うるし」や、棘のあるグイも好んでよく食べる。

 
  
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 2回目のキュウリを定植したが、ウリバエが多いので網のようなネットをかぶせた。まだ小さい時に多く食われると致命的となる。


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 これは桑の木。一昨年の秋に植えた。当地では蚕は飼われていなかったようだが、日本の一時代を築いた蚕が好んだ桑の木を植えておきたいと思った。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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