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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

2030年の農業

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 今日は鳥小屋のそばの池に上がる道につないだ。ここまで連れて来るのに2頭一緒は無理なので1頭ずつ連れて来る。ただ、その道中にエサ(好みの雑草)はいっぱいあるので、道草が多い。こちらは急ぐので、さっさと目的の場所に連れて行きたいが、好みの雑草を食べようと、てこでも動かなくなることがある。そんな時は、鎖をぐいぐい引っ張るのではなく、後ろに回って尻をたたいてせかす。

 つまり、遠くへ連れて行くのは時間がかかる。それと、何らかのアクシデントが起きた時に、遠くだと鳴き声が聞こえない。結局、小屋から比較的近い場所につなぐようになる。
 1日のうち、何回か様子をみたり、なでたり、昼時に日陰に移すには、近い方が何かと便利である。 


 動物のいる農業は楽しい。50年ほど前には、集落のどこの家にも複数の動物がいた。牛、ニワトリ、豚、ヤギ、ウサギ。

 それが、効率とか、専業とか、大規模とか、採算という資本主義概念が農業に取り入れられてから、農業がおかしくなった。
 
 つまり農業は、
できるだけ小規模に
多種類を作り
何らかの動物を飼い
夫婦でするより1人でするのがよい
売ると損をするので、できるだけ売ることを抑えて
自給を中心にするのがよい

 本来、こういう農業が回っていかない限り、
環境も
景観も
生物多様性も
守れない

 そして、そんな自給型(家庭菜園型)農業をしても、生活がなんとかまわっていくような支援こそ、本当の農業支援である。

 何故このような支援がなされないのだろう

 農協の儲けにつながらないからか

 自給率の向上に貢献しないと思っているからか

 単なる個人の趣味の範囲と認識しているからか


 一人でも多くの人に農業の楽しさを伝えたい。

 地下足袋を通じて感じる土の感触を

 自然の中で生かされていることを

 空の雲や田んぼを横切る風に身を任せ

 あぜ道に咲く名もなき花に目を奪われ

 小鳥の鳴き声に耳をかたむけ

 作物の成長を楽しむ


 人生の晩年くらいは土と共にある生活をしたい

 技術をあまり追求しない農業

 あまり頑張り過ぎない農業

 農薬や化学肥料を否定してしまわない農業

 ほどほどに中庸の道を歩む農業

 極端な方向に行き過ぎない農業

 小さい農業

 1人でする農業


 20年後の農業は、今、ボクがしているような農業がいっぱい増える必要がある。

 しかし、どうやったら増やせるのだろう。

 この国は逆の方向に舵を切りつつある。 
 

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 なぜ、30羽ほどのニワトリも飼えなくなったのだろう

 50年前の農業に戻す必要がある

 それが2030年の農業である


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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