FC2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

家庭菜園の継承の途絶

0906060073.jpg 0906060101.jpg 0906060097.jpg

 今日初めて「水やり」をした。6月のこんな時期に水やりの必要があるくらい、雨が降らない。

 水やりの手間も考えて、定植数を決めている。

 右の画像のエンジンポンプで井戸水をポンプアップしているが、毎日1時間半ほど稼動させても井戸水は枯渇しないが、水やりの手間が大変である。

 それでも井戸水があるから、水の心配はない。川は遠いので、川からポンプアップすることはできないし、池のヒ抜きは、6月15日なので、それまでは、田んぼのはずれの細い水路を水が走らない。

 田んぼの傍らの水路は、稲を作っていないのでまわせない。だから田んぼの傍らに水路はあるが、池のヒ抜きをしても水は流れず、大雨や長雨が降ったときにだけ流れる。

 産地では「畑潅」があり、10アールにつき年間に7千円ほど取られる。使っても使わなくても、1ヘクタール作付すれば、水代として7万円が必要になる。しかし、水がないと作れないので、その金額は決して高くない。

 自分の場合、水代はかからないが、井戸の設置費用とエンジンポンプを稼動させるガソリン代を考慮すると、畑潅と同じくらいの水代はかかっている。

 今日は、ピーマン、ナスビ、スイートバジルに水やりをした。ピーマンもナスビもすでに成り始めたが、水がないと収穫量が増えない。

 

0906060006.jpg

 ニワトリもヒヨコも「ハチク(この時期に出る竹の子)」が大好物である。30センチほどの2本のハチクを皮をむいて投げ込んでおくと、7羽なのに、夕方には跡形もなくなっている。
 ヒヨコも1本投げ込んでおくと、夕方には跡形もなくなっている。

 

0906060149.jpg 0906060141.jpg

 午後7時25分。ヒヨコは寝る準備に入った。箱の中でくっつきあって寝る。
 成鶏は止まり木で寝る。2羽は巣箱の下の止まり木に、4羽は外の止まり木に、1羽は一段高い止まり木に止まっている。昨日もこういう組み合わせだったので、それぞれ昨日と同じ止まり木に止まっているのかも知れない。


0906060104.jpg

 定植後は「ネキリムシ」の被害が1~2割はどうしても発生する。だから、定植数の2割ほどは植え継ぎ苗(予備苗)を準備しておく必要がある。100本定植すれば20本ほどの予備苗が必要になる。


0906060067.jpg 0906060041.jpg 0906060031.jpg

 エンドウ類を片付けてヤギにやったら、葉も実も大好物だった。エンドウ類は収穫期間が1ヶ月もないのに、支柱を立てたりするのが結構手間である。そして早々と「ウドンコ病」にかかる。エンドウのそばにナンキンを植えるとウドンコ病が伝染する可能性があるが、今年は雨が少ないので、ナンキンにウドンコ病はまだきていない。
 
 1月末~3月お彼岸頃まで、渡り鳥のヒヨドリが滞在するので、その間はべた掛け資材をかぶせて防御し、お彼岸が過ぎてから支柱を立てる。


0906060080.jpg

 ジャガイモのダンシャクに病気がきた。肥料不足か水不足が原因と考えたが、隣の列のデジマやアンデス赤やセトユタカには病気はまだ発生していない。

 
家庭菜園の継承の途絶


 農業は何千年にも渡って、次の代へと継承しながら続いてきた。それが前世紀の終わり頃から今世紀にかけて継承が断絶してきている。
(1)他産業で稼いだ方が実入りが多い
(2)親が農業に否定的になっているから子が継がない
(3)地位や名誉、立身出世に縁がなく、評価の低い職業
(4)農業と他産業との収入の開きが大きすぎる
(5)農業では生活ができなくなっている
(6)農業自体が変わって来た。昔の農業は自給自足が中心だったが、現在の農業は工業的農業であり、初期投資の金額も大きく、技術力も要求される
(7)身近に田んぼがないし、教えてくれる人もいない
(8)作るより購入した方がはるかに安くつく
(9)補助金は一部の特定農業者だけにしかまわらない

 継承の断絶は「企業における2007年問題(団塊世代の大量退職による技術の継承の途絶)」より、農業の現場では、より深刻な問題であるが、大きな問題になっていない。
 農業は親から子へ、子から孫へと伝承されてきた。ゼロからスタートする農業は、この国にとって計り知れない損失。

 それは高度な専門的農業においても、家庭菜園においても、あまりに大きな損失である。


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking 



    
     
     
     
     
     

    
 

このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ