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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

1戸平均2500万円実現

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 雨が少ないので、作物が大きくならない。まとまった雨が欲しい。


一戸平均2500万円実現
 今日の農業新聞の一面にこの数字が踊っていた。

 農水省地下の書店。売り場の特等席で官僚の目をくぎ付けにする本がある。『平均年収2500万円の農村』。著者は「高原レタス」で有名な長野県川上村村長の藤原忠彦(70才)。日本有数の高原野菜産地を21年間引っ張ってきた。「機関車」の異名を持つ。

 確かにこれくらい稼いでいる農家もいるのだろうが、ボクが提案したいのは、『農業で確実に150万円稼ぐ方法』という著書である。こういう本を農協が出して欲しいと思う。

 確実に150万円になるなら、農業人口は現在の5倍は軽く増える。
 
 150万円どころか100万円にもならないから、誰も農業をしない。いや、農業はできないのである。

 たとえば、ワンパック平均3200円で送っている自分の場合、3200円-800円(送料)=2400円(正味野菜価格)

 月、水、金と送る。1回につき7パック平均送るとすると1週間で20パック。月間で80パック。

 3月、4月は野菜がほとんどないので、年間に送れるのは10ヶ月。だから80パック×10ヶ月=800パック

 800パック×2400円=192万円(年間総売上)

 192万-70万(年間総経費)=122万(年間純売上)

 つまり、年間190万円ほどの売上をしないと、年間手取り120万にもならない。

 この売上は至難だと思う。他の農業形態は知らないが、ワンパック宅配では至難である。

 常々、「100万円の攻防」と言っているのはこういう理由からです。

 年関経費も60万を下ることはないと思う。

軽四・農機具の税金・・・・5600円
種苗費・・・・・・・・・・・・・・・・40000円
肥料費・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5000円
農業消耗品費・・・・・・・・・60000円
ガソリン代・・・・・・・・・・・・ 60000円
作業用衣料費・・・・・・・・ 15000円
車検代(年平均)・・・・・・ 35000円
減価償却費・・・・・・・・・110000円
任意保険料・・・・・・・・・・ 18000円
地代・・・・・・・・・・・・・・・・・12000円
消耗品・通信・雑費・・・80000円
パソコン関連費・・・・・・45000円
電話代・・・・・・・・・・・・・・50000円
研修費・・・・・・・・・・・・・ 30000円
月刊誌・本代・・・・・・・・20000円

 他の農業形態では、年間に200万円ほどの総売上は簡単であろうか。

 農作物をカネにするには、大変な能力が必要だと思う。 

 資本力・・・最初の元手
 技術力・・・作物を作る力
 営業力・・・作物を売る力

 ハードルは、環境異変 、
害獣の出没 、水の問題。

 
 初期投資の金額の多い自営業である。

 技術をマスターするにも3~4年はかかる。

 売ることはまた別のエネルギーが必要になる。

 備前焼のように腐ったりしないものならいいが、1日のことで商品価値がなくなる。 

 
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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