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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

不得意な農作業

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 子供の頃の懐かしい味、「ゆすらうめ」。食べたことがありますか。このゆすらうめだけは、カラスや小鳥の被害が少ない。がばがば口に入れながら理由を考えたら、大きな種に原因があるのではと思った。実の半分くらいが種。

 ゆすらうめは、葉に隠れるように赤い実がつくが、カラスや小鳥に見つけられないことはないはず。

 ゆすらうめを食べながら、近所の家のゆすらうめをよく食べさせてもらったのは、ちょうど今頃の時期だったんだなと思った。


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 今年は去年と逆に、ユズの実がいっぱいついている。春夏作のワンパックではニンニクやハーブティ用ハーブがサービス品に便利だが、秋冬のワンパックではユズがその代わりをしてくれる。


 
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 6月1日からバジルの出荷が始まった。



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 昼からUさんが援農に来てくださり、サツマイモの電柵を張るのを手伝ってもらった。こういう農作業は特に苦手である。だから後回し後回しになる。Uさんの援農に合わせて設置することにした。
 
 苦手なことは徹底して避ける、もしくはカネを出して依頼するというどちらかを選択してきた。
 
 しかし、電柵設置のように避けて通れないこともある。最初に農機具店で購入したときに電柵を設置してくれたが、その後3年近くそのままの状態で動かしていない。だから張りっぱなしで作物も連作。サツマイモは連作が可能なので構わないが、他の作物だとこういうわけにはいかない。

 農業はいろんな能力を要求される。何か苦手な分野があると、その方面には行けれない。得意なことはすぐに「形」にすることができる。

 農業では「ヒモ結び」の必要な場面に遭遇することも多いが、Uさんは一度聞いたり教えてもらったりすればわかると言われる。ボクは「ヒモ結び」などは何十回教えてもらっても覚えれない。だから「ヒモ結び」が多く出てくるような農作業(農業形態)は避ける。果樹などは到底選択できない。

 鳥小屋も自分で建てれないなら、ニワトリを増やすことはできない。有料で建ててもらったりしたのでは採算は合わない。
 (1)鳥小屋を建てること
 (2)ニワトリの世話をすること
 (3)卵を売る販売力
 この3つはかなり異なった能力である。どれか一つでも苦手な項目があるとニワトリは増やせない。だから自分の場合はスタート時点からずっと30羽ほどである。

 野菜もこのニワトリの例と同じような場面に多々遭遇する。だから専門作物を持つことができなかった。ワンパックは細かい作業が多く、手間であるが、放任栽培でできたものを詰め合わせればよい。

 だいたい、20年近く農業をやってきて今さら、ハウスだの、専門作物だの持てない。できるのだったら、とっくにできているはずである。

 農業が好きであること
 農業に適性があること
 農業の能力があること
 の3点は異なる。農業は嫌いではなかったし、適性もあると思ったが、いかんせん、能力が著しく欠けていた。スタートする前、できると思った農業形態は「ワンパック宅配」だけだった。他の農業形態には何か苦手な項目があった。

 手早であること
 器用であること
 営業力(売る力)があること
 この3点も異なった能力である。

 農業形態を変えようと思ったことは何度もあるが、変える能力がなかった。

 だから「できすぎる人(能力が高いと思える人)」の田んぼは、1~2度は見せてもらっても、その後は行かない。自分の気持ちが落ち込むから。

 これならできると思い、自分の田んぼで真似をしようと思っても、どうしても身体が動いてくれないことがある。つまりその作業は、その人には簡単だったが、自分にはとても難しかったということ。

 本来なら自分のような農業者はもっと早く淘汰されるはずであった。にもかかわらず補助金(家人に定期収入があり、自分はライフライン料金を追っかけるだけでよかった)のおかげで、今日まで農業界に留まることができた。 

 つまり、農業を継続できるいろんな好条件があった。
(1)元々の農家であり、田んぼも農具もそろっていたこと
(2)スタート後の3年間、父が元気で教えてもらえたこと
(3)自分と入れ替わりに家人が勤め始めたこと

 努力したことは、
(1)野菜ができ始めたらすぐに軽四で団地に「引き売り」に行ったこと。恥ずかしいとかは言っておれなかった。農協や市場が相手にしてくれるような野菜はよう作らなかったので、カネにするには「引き売り」しかなかった。
(2)引き売りしながら、野菜の定期的な会員になってくれる人を探した。3月にスタートして8月にはワンパックの会員を5軒ほど獲得でき、野菜のお届け日と、その月にお届けできる野菜の種類と、自分の思いなどを書いて「あめんぼ通信№1」を出した。
(3)引き売りを3年間ほど続けた。その後、地元から県外の宅配に比重を移した。地元でも県外でも「口コミ」の紹介を数多くして頂き、それが最もありがたかった。
(4)ワンパックの顧客が安定せず、8年目に入った時にハーブの勉強を始め、職業別電話帳を見て9年目、10年目は電話営業をしまくった。

 作ることと売ることは並行してしなければならないし、「自分の作り方」で作った野菜を購入してくれる人がいなければ、1円にもならない。
  

 
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 農業をスタートした1年後に、大工さんに鳥小屋を建ててもらったが、田んぼのどこに建てようか迷いに迷った。


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 キーウイを植えたかったが、キーウイは棚がいるので植えることができなかった。恥ずかしながらキーウイの棚も有料で大工さんに建ててもらった。農業をスタートして5年が経過した頃である。

 こんな頑丈な棚でなくてもよかったのにと思ったが、その棚の一部が今回のヤギ導入で役立った。ヤギの小屋も、ヤギの遊び場も、つなぎの鳥小屋も、このパイプ支柱が土台になった。



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 ナンキンの交配は「ミツバチ」。ミツバチの相次ぐ大量死が問題になっているが、ミツバチのことはほとんど何も知らない。

  

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 午前中は雨がぱらついていたので、ヤギは外に出さなかった。


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ミツバチ

ご無沙汰してます。
日本ミツバチ3群飼育を開始しました。
またよかったら見に来てください。

  • 2009/06/04(木) 23:03:46 |
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  • 庄田のヤギ飼い #-
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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