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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

シンガー・ソングライター 小室等さん


毎日新聞 11月25日 特集ワイド 一部抜粋




 2020-11-25 002   

「あの日のことをよく覚えています。僕の27歳の誕生日の2日後でした。あれを機に、彼の本を読むのをパタッとやめました」


東京・市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺した三島由紀夫のことだ。その前年、東大全共闘との公開討論会に出席した際の三島の発言に、小室さんは、「ある種のかっこよさ」を感じたという。


東大に乗り込んだ三島は、会場を埋め尽くした1000人以上を前にこう述べた。「諸君が天皇を天皇だと、ひとこと言ってくれれば、俺は喜んで諸君と手をつなぐ」


右翼的と見られていた三島が全共闘と堂々と議論し、共闘の可能性にまで言及した討論会の様子は、一冊の本にまとめられた。記録映像も今年、ドキュメンタリー映画「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」として公開されたばかりである。



・・・ある日、小室さんが事務室をのぞくと、三島がいた。「ボディービルで鍛えた体をヨーロピアンなスーツで包んでいて。趣味がいいとは思えませんが、これも何かの表現なんだろうなあと感じました」


小室さんは三島のエッセーから読み始め、文化論や芸術論にも接近した。自決から50年たった今、こう振り返る。「人々が後からついてくると思っていたとすれば、あまりにも現実が見えていなかったことになる。
かといって『愚かしい』と言下に否定する考え方にも寄り添えず、黙って本を閉じました。あの荒唐無稽な行為を受け止めきれず、フリーズさせたまま今日に至っています」




世界中が新型コロナウイルスの感染爆発という「今世紀最大の不条理」に直面する今、別役実さん(劇作家)ならどんなドラマを書くだろうか。「コロナを題材にしないはずがない」。


実現しなかった最後の別役作品を想像してみると、「それは例えば、次のようなストーリーではないか」と小室さんが語り出した。


ある時、別の星から地球に潜入したスパイが飛行船でウイルスをばらまき、世界中に疫病が広がる。「ノアの箱舟」のように地球から脱出する宇宙船が準備される。最後の乗客としてくだんのスパイが乗り込もうとするが、その手前で「ハイ、ここまで」と定員に達してしまう。飛び立つ宇宙船。地球に取り残され、宇宙船に手を振るスパイ━━。


助かる人と見捨てられる人に選別され、ウイルスを持ち込んだスパイまでもが犠牲になる結末がいかにも別役作品のようだが、これがリアルに感じさせられてしまうコロナ禍の日本はどうなのだろう。




人々は今、政府に『自粛』を求められたり、『消費』に駆り立てられたりしているのでは。


個人の意思というより同調圧力に押されて自粛を強要されたかと思えば、一転して「お得感」に惑わされて旅行へ外食へと右往左往させられている。


一方で、アーティストが政権に批判的な表現をすれば「反日だ」「芸能人が政治的な発言をすべきでない」と攻撃される。小室さんはこんな時代に納得がいかないのだ。


「森友学園・加計学園問題、桜を見る会の疑惑で何一つ、きちんと説明せず、フェードアウトしようとする前首相を許してしまっていいのかどうか。メディアも含め、スルーさせてしまっているのはなぜなのか、考えていきたい」。


コロナ禍で派遣切りに遭う人や生活困窮者が大勢いる中で、政治がやるべきことをやっているのか、注視するつもりだ。





今日は三島由紀夫没後50年だったらしく、毎日新聞オピニオン「論点」でも3人の方が論じていたが、題目を一瞥しただけで読む気がしなかった。

小室さんの思いに共感した。

ぼくは17歳だったので、あの事件のことはよく覚えている。衝撃的だったが、大きな違和感を感じた。

ぼくは天皇制には反対の立場である。太平洋戦争で天皇が「神」に祭り上げられ、時の権力者によって「天皇制」が利用された。

国家に従わされ、あれだけの「犠牲者」が出たにもかかわらず、「天皇制が否定されず戦後も続いた」ということに、「犠牲者が報われていない」と感じる。

日本の「赤化」を防ぎたいアメリカの意思だったのか。

天皇制が続く限り、またいつか、時の権力者によって「”天皇の名のもとに”命をささげること」を強要される日が来るかもしれない。

国民を一つにまとめるためのシンボルとして。
 
  


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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