FC2ブログ

あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

鳥インフルエンザ

 

隣の香川県で「鳥インフルエンザ」が猛威をふるっている。

ニワトリがかわいそう・・・

殺処分がすべて終われば、合計で約131万羽になる。



我が家の18羽に、これといった変化は見られない。


新型コロナも、岡山県では毎日10~20人ほどが感染している。他府県に比べて、こちらも多い。


日本で鳥インフルエンザが初めて発生した山口県(2004年)から、もう16年が過ぎたが、まだワクチンは開発されていない。


新型コロナウイルスのワクチンも、鳥インフルエンザワクチンのように、開発されるのは、まだまだ先になるのではないか。



人間は三密を避けるように言われているが、ニワトリの飼い方は相変わらず「密集」で、全く改善されていない。


ウインドレス鶏舎で、防除が徹底されていて、鳥インフルエンザ病原菌の入り込む余地は全くないように思えても、感染してしまう。


徹底した経済効率を追求した飼い方だが、この飼い方では「鳥インフルエンザ」の終息はないように思える。




10~20羽ほどの少羽数を飼うのは、経済的観点からは論外だろう。

そして、こういう飼い方に戻るということも非現実的である。

そういうことをしていたら、卵の価格が跳ね上がり、大多数の人が口に入れることができなくなる。

そんな観点から見れば、ぼくのは異次元の飼い方であり、いわゆる世間とは隔絶している。

しかし、こんな飼い方も決して無くはならない。

未来永劫、一つの先駆的飼い方であり、古来ずっと続いてきたのは、この飼い方である。

10~20羽を飼い、肉と卵を自給し、田んぼから出る野菜残渣や米くずを食べてもらい、米ぬかを与え、少しは購入飼料も与える。

主体は、草や菜っ葉等の「青菜」であり、春のお彼岸頃には「草卵」と言われるように、草だけでも卵を少しは産むという例えもある。

つまりニワトリは循環(リサイクル)の要の位置に存在していた。

一昔前、ニワトリは家族の一員だった。最後にはつぶされて(解体されて)肉になり、その家のおかずになったが、それまでは家族の一員だった。



「コメリ」で飼料も定期的に買っているが、その他に、もみすり後の米くずを農家から頂き、時々は無人精米機を見回って米ぬかを集めて餌にし、ナンキンくずやイモくずをもらったり、自分でも餌用にエダマメを作っている。

ダイコンの葉、カブの葉、ニンジンの葉、ハクサイやキャベツの外葉、奇形の野菜、虫食いの多い野菜は、ニワトリがいるからこそ、すべて平らげてくれる。

風景としても、ニワトリは田んぼの絵になる。雄鶏の鳴き声も牧歌的である。

10~20羽養鶏は、家畜福祉の観点からも理にかなっている。

4坪半の鶏舎の中という制約はあるが、その中で自由に歩き回れるし、夜は天井近くの止まり木に整然と止まって寝る。

水は毎朝、容器の水を捨て、新たに10リットルほどを入れ替える。

自由に歩き回れる空間、青菜をたらふく、10~20羽ほどの少羽数、4年飼って入れ替えという「自分なりの家畜福祉」を実践してきたつもり。

ウインドレス鶏舎で数万~数十万羽を飼う飼育方は、鳥インフルエンザに対しては、全く適さない飼い方である。

体を横に動かすことも出来ない一つのゲージの狭さは、欧州からも「家畜福祉」の観点から改善を指摘されている。

ゲージ飼いは、ウイルスに対する「抵抗力」の観点からは大いに問題がある。



朝日新聞 11月21日 35面

香川県は20日、三豊市内の2カ所の養鶏場の鶏について、鳥インフルエンザの感染を確認したと発表した。

国内の養鶏場での鳥インフルエンザの発生は今季6、7例目。過去7例すべてが香川県内で発生している。

県は6例目の養鶏場とその関連農場の計約35万5千羽、7例目の約49万5千羽の殺処分を進める。

県は1~5例目の計約46万羽の殺処分を完了。6、7例目も終われば、処分数は計約131万羽に上る。

これは県内の養鶏場で飼育する約760万羽(2019年2月時点)の6分の1に及ぶことになる。

県によると19日午前、三豊市内の2カ所の養鶏場から「鶏の死亡羽数が増えた」と相次いで県西部家畜保健衛生所に報告があった。

県の簡易検査の結果、いずれも陽性反応が出た。その後、遺伝子検査で陽性が確定した。

県は20日早朝、自衛隊に災害派遣を要請。6例目の養鶏場の鶏に加え、同じグループ会社が運営し、従業員の行き来があった隣接する4養鶏場の鶏計約35万五千羽の殺処分を始めた。

7例目の殺処分は人員不足のため、今後行う。農林水産省によると、約49万5千羽は1養鶏場あたりの殺処分数としては過去最多。



2030年 農業の旅→ranking


このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム

月別アーカイブ