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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

最近、毎日新聞が戦っている



最近10日間ほど、毎日新聞が戦っている。朝日を完全に置き去りにして。

今日29日の、作家 辺見庸さんのインタビュー記事も、「よくこれを記事にできたな」、大変な勇気だったろう。記者も、辺見庸さんも、毎日新聞トップも。

しかし、よく見るとこれは「岡山版」だったから、全国版では載せていない?



毎日新聞 10月29日 21面 一部抜粋

2020-10-29 018 2020-10-29 017 


首相の「特高顔」が怖い

 
・・・「要因としてはコロナによる雇止めや景気悪化があると思うけど、もっと深い感じを受けるんです。若い人、女性の自殺が増えている。貧乏で仕事がないだけじゃなく、生きること自体が報われない感覚がまん延しているんじゃないかと思って」

社会の変化の兆しが一番弱い層に現れるということなのか。

辺見さんは体が不自由なため、多くの時間を部屋で過ごし、ベランダからの風景、ネットを通し社会の変化を感じている。

「死が近いなと思う。特に若い女性たちにとって死が身近になっているのではないか」。

男女間の職位、賃金の格差が際立ってひどい日本。「コロナ下で、行動の変容、自粛があるけど、そういう時の日本はどこの国とも違っているよね。政府が権力を発動する前に、人々が自粛しちゃう。下々の方が率先して自粛警察になるのも、昔から変わらない。僕はそこに薄気味の悪さを感じ、それが人を絶望させている面もあると思う」

「メディアが同調圧力をあおる面もあるけど、自粛が専門みたいな国民で、ファシズムが常態化している感じなんだ。それに逆らうような者は白眼視されるか、告発される傾向にある」



「前からそう思っていたけど、健康や清潔さが次第に義務化されてきている。事実上ね。健康でない人は社会のルールを守れない人というふうに。元々人間って不健全なものでも楽しむ権利があるわけでしょ。それが違ってきていると思うんです。社会の潔癖化というのかな。それと相まって貧困が自己責任のように語られる。この言葉が僕は嫌いだけど、菅さん(菅義偉首相)がいきなり『自助』を前面に押し出したでしょ」



「世界全体で、貧困も病気も自己責任という考えがまん延しているからね」。新自由主義が批判の的からするりと抜けて、知らぬ間に人々の心に入り込んだ、ということか。「公助、社会的救済という話が消え、貧困など自己責任だと」。それをいっちゃあおしまいよ、という話がもはや普通になってきているのだ。貧しいのも健康でないのも、本人の問題でしょ、と。



「菅さんってのはパンケーキだか何だかが好きだっていうね。可愛いおじさん? でも俺から見ると彼は昔の特高(戦中の特別高等警察)の仕事をしてると思うんだよね」

どういう意味なのか。

「日本学術会議の人選で容赦なく6人を外すってのがそうでしょ。前代の安部さんもそうだけど、菅さんの場合は機密という意味のインテリジェンスはあっても、総合的な知性という意味でのインテリジェンスがないと思うんです。だから、この人は好かんな、怖いなというイメージがあります」。


真っ向から政府批判をする人間に対して「黙っていない気がするんです。僕なんか平気でいろんなことを言うけど、彼の場合、本気になってやってきそうな怖さがありますね」。


言論への圧力は常にあるが、「顔が違う」と辺見さんは言う。


「極めて不正確な面もあるんだけど、僕は割合、顔から入るところがあるんでね」。


辺見さんは政治家の外見をよくおちょくるが、ここで言う顔とは、障害者大量殺傷事件を題材にした小説「月」(18年角川書店)で詳しく書いた「顔貌」、顔つきのことであり、生来のつくり、骨格のことではない。


「菅さんっていうのはやっぱり公安顔、特高顔なんだよね。昔の映画に出てくる特高はああいう顔ですよ」。冷たく容赦ない表情ということだ。「で、執念深い。今まで(の首相)が踏み越えなかったところを踏み越える気がする。総合的な品格に裏付けされたインテリジェンスを持っていない人間の怖さだね」


それをいうなら、安倍さんだって同じではないだろうか。


「そうなんだけど、安倍の方が育ちがいい分、楽だった。でも菅さんはもっとリアルで違うよ。今まで為政者を見てきてね、こいつは怖えなと思ったのは彼が初めてだね」


辺見さんが「怖い」と言ってもにわかに信じがたいが、「本当に怖い」と言う。


「僕は戦争を引きずっている時代を知ってるわけ。だから、ああいう特高警察的な顔をしたやつがいましたよ。たたき上げ、いわばノンキャリアでさ。(情状の通じない)手に負えないという怖さがあるんだ」。


あだ名や風刺も通じないタイプということか。


「そう。だから、メディアがケーキ好きの可愛いおじさん、令和おじさんと書いたとしても、とてもそうは思えない」


辺見さんという物書きの繊細なセンサーが捉える直感である。顔で人を判断していいのか、とも思うが、辺見さんは「いや、顔は大事だよ。すべてが出るよ」と言い切る。



2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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