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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

菊池恵楓園  伊藤 保さん(7)



縫ひものの巧みな手よとおのれ賞めこよひ黒子ある掌をみする妻




蕗の薹つみて匂へる妻の掌のわれのしびれし体を撫でくれぬ




ひとり身のきびしき終りに吾が妻の膝を求めていだかれ逝けり




癩園にきて日本の俳句作りゐきけふ母国語の歌うたひ帰りゆく



伊藤 保さんの略歴
大正2年大分県山国町生まれ。昭和8年菊池恵楓園入園。「檜の影」、昭和8年「アララギ」入会。昭和16年結婚。「短歌研究」誌上にしばしば秀作を発表。『昭和百人集』に登載される。昭和38年没。『檜の蔭の聖父』(昭和10年)『菴羅樹』(昭和26年)『仰日』(昭和26年)『陸の中の島』(1956年)『海雪』(昭和35年)『三つの門』(昭和45年)『白き檜の山』(昭和33年)『定本伊藤保全歌集』(昭和39年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)


伊藤保さんは療園の仲間たちの短歌にも詠まれ慕われた。



伊藤保が松葉杖つきたづね来て菜畑檜山のありさま教ふ
(菊池恵楓園 新開玉水さん)



咲き盛る連翹れんぎょうに明りのとどきゐて伊藤保のひくき唄ごゑきこゆ
(菊池恵楓園 青木伸一さん)



ある時は義足叩きてもの言ひし伊藤保より十一年長く生きぬ
(菊池恵楓園 内海俊夫さん)



(若き歌友伊藤保君病む)
君病みては手紙のこと誌のこと歌のこと誰に頼まむ吾また迷ふ
(菊池恵楓園 島田尺草さん)


2030年 農業の旅→ranking

 
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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