春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。
子の墓地の見ゆる峠にしばらくは立止まりしが故里を出づ
白丁の花にあまたの蝶飛びつ妻と療養所の門をくぐりぬ
自転車にて乾魚行商をする妻よこの幾日も雨降りつづく
望郷台にのぼれば見ゆる小岱山吾子その下に育ちてゆけよ
病む吾に「来てくれるな」と姉は言ふただ哀しくて帰り来にけり
わが喉に麻痺の及ばぬところありて傾きうつむき飲めばたやすく
山坂を乾魚行商する妻の手を今日われはとるあれしその手を
圧政と病苦に耐へて綴り置きし患者自治会史本となりたり
インク匂ふ患者自治会史包み持ち秋雨の中をわが配りゆく
2030年 農業の旅→

プロフィール
Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


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