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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

リードを離されても、人間なら動けない


毎日新聞 4月24日 10面 「みんなの広場」


木製のつえを持ちながら散歩をしている。おしゃれでもなく実用的でもなく、サイズも合わない。しかし、片手に何かを持ちながら散歩をしないと寂しいから、そうしている。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、帰宅が早くなった。日脚も伸びた。運動不足を解消し、晩酌への下地を作るために歩き始めた。西日を背中に浴びながら田んぼを横切り、川に向かう。農業用水を取り込むために作られた堰が目的地だ。

以前、犬を飼っていて、一緒によくそこに行っていた。散歩をする人も、農作業をする人もいないことを確認し、首輪につけていたリードを離すと「本当に自由に走り回っていいの?」と尋ねるようにじっと私の目を見るので、軽くうなづくと駆けだしていた。

寂しがり屋だったが、その愛犬はもういない。今はつえを振り回して夕日を十文字に切り、一人きりで歩いて帰っている。




毎日新聞の「みんなの広場」に載っていた、鹿児島県の49歳の方の投稿記事です。


なんか心に響いた。そしてふと考えた。


犬は首輪につけていたリードを離すと、駆け出すことができるんだ!


人間には、これはできないのではないだろうか。


突然に与えられた自由は、意外と使えない。どうしていいかわからず困ってしまう。


人は知らず知らずのうちに「自分のテリトリー(領域)の中でしか動いておらず、そのテリトリーから一歩も抜け出せていない。


だから、たまに農業仲間に支援してもらって共同作業をすると、その発想に「あぜん」とすることがある。


この発想は「自分には思いつかない、全くない」と感じたり、


えっと思う柔軟性にふれて、「自分の硬さ」というか、「一定の枠から出られない思考の壁」のようなものを感じて、


そんなことを強烈に意識させられて、落ち込むことがある。



2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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