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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

農地法等改正案の審議

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 今日は日中留守にしていたので、木陰ができる場所につないだ。

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ヤギを飼うにもハードルは高い。
(1)小屋を自分で建てるか、建ててもらうか。
(2)1頭飼うか2頭飼うか。1頭は3~6万円らしい。
(3)どういう飼い方をする予定か。
(4)飼う前の意識と飼った後の意識のギャップ。
(5)1日20~30分の世話時間がとれるか。
(6)ペットかミルクか草刈かヤギのいる風景か。
(7)10年後、2頭のヤギは?

 

農地法等改正案の集中審議

 一般企業に農地の所有権の取得は認めないことについて、石破茂農相は、「法人一般は個人とは異なる大きな資本力を有する。将来の転用期待のために、農業経営が赤字でも長く保有することが可能で、その弊害に対する危惧が結構大きいのではないか」と述べ、現行の所有権規制を維持する考えを示した。

 一般企業に農地の取得を認めたら、過疎地の農地など「買い占められてしまう」だろう。田舎の土地など、売りたい人ばかりではなかろうか。もちろんボクも、いま耕作している土地以外は売ってもいい。全部でなくとも8割ほどは、売れるのなら売りたい。

 田舎の土地はすでに、資産ではなく負債である。自分の場合も今は近所の親戚が稲を作ってくれているが、すでに70代半ばなので、いつまで作ってくれるかわからない。そして、他に委託できる人はいない。

 作ってもらえなくなったら、年に何回かの耕運と、畦草刈りくらいはする必要がある。稲作はできても野菜が作れるような田んぼは少ない。畑作のできる田んぼもいくらかあるが、これ以上作付を広げることはできないし、第一、軽四での移動は、農作業においても、収穫においても、とても不便なので、現実にはできない。

 7反(70アール)ほど委託しているが、その内、残しておいてもいい田んぼは10アールほどで、残りの60アールは売りたい。

 譲渡所得に対して税金がかかってくるなら話は少し違ってくるが、10アールを50万円で購入してくれるなら、売りたくなるかもしれない。

 10アールが40万円なら60アール売るとして240万円。この金額なら売りたくない。先祖代々の土地を自分の代で手放してしまうのも、ちょっと申し訳ない気分。

 子供も田んぼはいらないと言うだろう。保有しているだけで、草刈等の管理の負担がかかってくる。

 田舎の土地などほとんど売れない。それを企業が購入したいと言えば、売りたいと名乗りを上げる人がかなり出てくると思う。

 企業なら、条件不利な田んぼでも、安く買えるなら買っておいて、未来の転用緩和まで、保持し続ける可能性もある。

 条件不利な田んぼは企業でも作付はしない。大体、企業農業が個人農業より「儲かる」なら、すでに多数の企業が参入しているはずである。あまり儲からないから企業が参入してこない。
(1)企業農業は、人件費が高くついて、個人農業より儲からないと思う。
(2)時間回転率や設備回転率は企業も個人も変わらない。
(3)確かに企業は大規模投資が可能であるが、投資のリスクは大きいと思う。企業だから安く作れることはなく、到底、中国野菜には対抗できないだろうし、「価格より安全を重視する顧客層」は少ないと思う。
(4)企業がする農業は「経済性」しか追求しないと思う。生物多様性や景観の維持など考慮の対象にいれない。
(5)「有機汚泥」など、田んぼが「捨て場」になる危険性もある。土を大事に扱うのは個人営農だけである。


過疎対策

 過疎をなくそうと思えば、カネが無くても生きていける方法を提示する必要がある。現実は、
(1)国民年金、国民健康保険料の負担がほぼ全国一律
(2)ライフラインの負担がほぼ全国一律

 これでは雇用の場の少ない過疎地では生きていけない。そして、
(1)過疎地ほど生活の諸物価が高い。
(2)スーパーや病院が近くになく、交通機関を利用すると、時間もカネも高くつく。
(3)田舎では冠婚葬祭費が欠かせない。
(4)害獣が出没して、野菜も無防備では作れない。

 加えて過疎地まで「下水道」がごり押しされて、ますますライフライン料金が高くなっている。


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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