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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

大島青松園  赤沢正美さん(2)

 

相寄りて生きゐる汝の故郷の知らざる山野美しく聞く




我が
うち
に棲みゐる汝も孤独にて寂しきときに相呼びにけり




華やかな音楽もよし茶を入れて妻とふたりのクリスマス・イブ




傷のなき片手にて顔を洗ひをり我は猫よりも不器用にして




警官が実力を示すといふ言葉茫茫と暗き過去につながる




夜の窓を吹きすぎゆける木枯はたちまち咽喉のカニューレに来る




楽しみの或かたちにて草餅を寄りあひて搗く海辺の寮に




深深と巨木のあひをただよへり山恋ひてゐし君の死顔

君の死顔とは「小見山和夫」さんのことだろう。というのは、政石蒙さんの「海」という随筆に『二十年前に亡くなった畏友小見山和夫の遺歌文集の中に「山恋い」という随想がある。石川啄木の<汽車の窓はるかに北にふるさとの山見えくれば襟を正すも>を章前に掲げ、「十年余りも島に住んでいてやっぱり海の風景に馴染めない私である。」と書き出している。「私の住む島の環境の美しさを認めながらなお海や島に親しめず、山が恋しいのである。これは海の中に住んで、いくら憧れても山へ行くことが適わない諦めのために殊更に山を思うというのではなく、私の山恋いは先天的なものであるようだ」と言い、山に生れ山に生活し山で死んだ祖たちの山に対する感情が自分の胸にも伝わっているせいだとしている。私は共感するのだが、私だけでなく似通った環境で生れ育った者なら大方が共感を覚えるのではないだろうか。
小見山さんが亡くなってからも私は海を見ながら生きて二十年を加えたので、彼よりも五年ほど長く島で暮らしたことになり、もう三十年にもなるのだが、それでもなお海に対する親愛感は薄い。・・・・・』




茫茫と雨に霧笛が鳴りひびき柩守る身を寄せ合ひて寝る




死にたるは君にて我でなきことが思ひ出などを語らせてゐる



2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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