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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

大島青松園  塔 和子さん(26)



口紅のやや濃ゆ過ぎしと思ひつつときの間浮かぶ君の眼差し




でんでん虫が角長く出し憚るなき姿態を晒す八ツ手葉の上




四畳半に机を二つ並べ居り互ひに甘き夢を持ちつつ




陽盛りを車曳き居て噴く汗に吾が肉体の清きを信ずる




吾が留守の今宵を独り寝る
にシーツま白き蒲団のべおく




美容師にカットされたる我の髪やや艶めきて床に散らばる




侵されて畸形に見ゆる鼻の先我の化粧は何の為にする




癩病みて島に来ているだけのこと縹渺として初夏の空澄む




塔和子さんの略歴
1929年、愛媛県に生まれる。1943年発病、大島青松園に入所。詩誌「黄薔薇」「戯」「湖」同人、日本現代詩人会会員。著書に詩集『はだか木』(1961 私家版)、『分身』(1969 私家版)、『エバの裔』(1973 燎原社)、『第一日の孤独』(1976 鍋牛社)、『聖なるものは木』(1978 花神社)、『いちま人形』(1980 花神社)、『いのちの宴』(1983 編集工房ノア)、『愛の詩集』(1986 海風社)、『未知なる知者よ』(1988 海風社)、『不明の花』(1989 海風社)、『時間の外から』(1990 編集工房ノア)、『日常』(1993 日本基督教出版局)、『愛の詩』(1994 編集工房ノア)、『見えてくる』(1996 編集工房ノア)、『記憶の川で』(1999 編集工房ノア)、『私の明日が』(2000 編集工房ノア)、『希望の火を』(2002 編集工房ノア)、『大地』(2002 編集工房ノア)、『今日という日を』(2003 編集工房ノア)、詩選集『いのちの詩』(1999 編集工房ノア)、詩画集『めざめた風景』(小島喜八郎画 1994 三元社)。



塔和子さんは、ハンセン病という病気そのものは、ほとんど詩に託さず、それ以外のテーマを詩にしたためた。吉永小百合さんの朗読でも知られている。



2030年 農業の旅→ranking

 
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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