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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

出荷方法で活路を開くしかない


野菜を洗う必要がない・・・ということは、出荷の際に大きなメリットである。 

冬の水は素手では洗えないほど冷たいし、

洗うには水も必要である。

きれいな川の水、山の湧き水、水道水・・・など、水の便も必要になる。



ぼくは野菜を洗うことはなく、葉物野菜(今は、シュンギク、サラダミズナ、ナバナ)にジョロで少し散水する程度である。

根菜のニンジンやサトイモを洗うのは、土が落ちづらいので大変だし、時間がかかる。



野菜を洗わずに済ませるには、直接、顧客に届ける方法を選択するしかない。

直接届ける方法は、ポリ袋に入れる必要もなく、新聞紙で覆えばよい。その方が野菜の日持ちもいいし、プラごみも出ない。



野菜を直接届ける方法は、野菜の多少の変形や虫食いも、無農薬(あるいは減農薬)だからと、顧客はさほど気にしない。つまり、選別の度合いをきびしくする必要がなく、出荷ロスも少ない。

顧客が望むのは、鮮度がよく、安全性が高く、おいしい野菜である。

だから、できるだけ直接販売の顧客を探す努力をした方がよい。



幸いに近くに大きな団地がいくつもあったので、軽四に野菜をのせて「引き売り」を3年間ほどした。引き売りしながら、買ってくれた顧客に「セット野菜のパンフレット」を渡し、月に2回ほど、定期的に野菜を買ってもらえないかとお願いした。最初は1セット8種類ほどで1500円にした。



車で30分以内で行ける団地が多ければ、そうやって顧客を探すのも一方法である。

1000円コース、1500円コース、2000円コース

月に2回(2週間ごと)もしくは月に1回のコース

8種類、10種類、12~14種類 そしてハーブ等のサービス品を3~4種類入れる。



都会に顧客がみつかれば、宅急便を利用する方法もあるが、宅配数がある程度多くないと送料が安くならず、これがネックである。



業務用の個人の店に電話営業をしてみるのもよい。、イタリア料理店、フランス料理店、中華料理店等・・・(20年ほど前、それを頻繁に試みた)。 どこかに風穴を開ける機会をうかがう。



ホームセンター―、スーパー、JAの直売所も、15~20%の手数料を取られるが、選択肢としてあってもいい。ぼくも57歳~59歳の3年間、スーパーの直売所コーナーへ出荷したことがある。この場合、根菜類は洗う必要があるし、包むポリ袋も必須となる。



作ることは続けておれば、いつのまにか上達するが、売ることは、考えて、試みて、活路を開くしかない。



2030年 農業の旅→ranking




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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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